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『麒麟がくる』に思うこと・最終回

もう「是非に及ばず」の解釈に尽きる。

ビリビリきた。そうか! ここまでの全部がここに結びつくのか! と。壮大な、あまりに壮大すぎる伏線の回収を目の当たりにした思い。オープニングでいつも見てたあの顔が謀反を決意したときの顔だった、って演出も良かったけど、「是非に及ばず」のインパクトがあまりにデカすぎてぜんぶ吹き飛んだ。

つか、これもう完全に染谷信長の大河だよなあ。そりゃ長谷川光秀もいい演技してたし、佐々木秀吉もすっごい良かったけど、最終回は完全に彼が持っていった、って誰もが感じたと思う。あ、でもあれだけ短い演技でビシッと存在感出してった濱田官兵衛もすごかったね。

付言すれば、「蛇足」という言葉の意味の持つ重みを再認識した最終回でもありました。俺の中で『麒麟がくる』は最終回も普段通り8:45に終わりました。よって、歴代の名作大河に遜色ない素晴らしい大河として記憶されることでしょう。

2件のコメント

  • 「是非に及ばず」は確かにですね。あの癇癪起こさず、その眼差しは初回登場時の信長であり、大河と言う帯のまざまざさを感じました
    そして役者さん凄いなと。走馬灯相当を全身から打ち出せるものかと。脚本のト書きがどうなってるか、本当知りたくなりましたね。
  • 判家様

    仰る通り、今回の大河は役者が本当にすごかった。コロナ禍でダイナミックな戦闘シーンが撮影できなくなって、けれどもそれを補って余りある心理戦、演技合戦が物語を盛り上げてくれました。これでコロナ禍がなくて本来の形だったら……と思うと悔しい気持ちは募りますが、ここまで興奮させられる大河はしばらくないのではないかと思います。
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