もう「是非に及ばず」の解釈に尽きる。
ビリビリきた。そうか! ここまでの全部がここに結びつくのか! と。壮大な、あまりに壮大すぎる伏線の回収を目の当たりにした思い。オープニングでいつも見てたあの顔が謀反を決意したときの顔だった、って演出も良かったけど、「是非に及ばず」のインパクトがあまりにデカすぎてぜんぶ吹き飛んだ。
つか、これもう完全に染谷信長の大河だよなあ。そりゃ長谷川光秀もいい演技してたし、佐々木秀吉もすっごい良かったけど、最終回は完全に彼が持っていった、って誰もが感じたと思う。あ、でもあれだけ短い演技でビシッと存在感出してった濱田官兵衛もすごかったね。
付言すれば、「蛇足」という言葉の意味の持つ重みを再認識した最終回でもありました。俺の中で『麒麟がくる』は最終回も普段通り8:45に終わりました。よって、歴代の名作大河に遜色ない素晴らしい大河として記憶されることでしょう。