なにげに水面下で色々と動いてます。錆びついていた歯車がぎりぎりと音を立てて回り始めるように、ずっと止まっていたものが動きだしています。
テアトロの最終目標は書籍化でもなければアニメ化でもありません。テキスト作品として完成させ、その上でノベルゲームとしてどこにもなかった作品を創り上げることです。その基本方針はブレていません。最初から何も変わりません。
そして、それを成し遂げるのは他力ではなく自力です。どこかから声がかかるのを待っているのではなく、欠けているパーツを自分で拾い集め、構築していかなければなりません。金も時間も十分にかけなければなりません。けれども、俺は自分の能動的意思で、自助努力でそれを成し遂げることができる。それは俺にとって救いでもあり、試練でもあるのだと思います。
現在の青写真ですと、まず第一章『ペーター編』をひとまとまりのノベルゲームにまとめ、上梓することになろうかと思います。そして、第二章、第三章を付加してゆく形で、最終的な完成を目指すことになると思います。
絵は、目下新たな仲間と制作に取り掛かろうとしています。けれども、曲はほぼぜんぶできている。はっきり言っておきますが、テアトロの曲はすごいです。今はもういなくなった仲間たちが作ってくれた曲は本当にすごい。この曲を世に出さずに終わらせるわけにはいかない。絶対に日の目を見せてやらないといけないんです。それが俺の使命だと思っている。
たぶん、第一章をリリースするのに一年はかかると思います。ただ、待たせただけのものをお見せする自信はある。
アイネ編も佳境に差し掛かってますが、それとは別の理由で、俺はテアトロという作品の制作に夢中になっております。