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日本に帰りましたー。

どうもドロミーズ☆魚住です。
イギリスに赴き、親族の家でクリスマスと正月を過ごし、取材と男の娘モノ創作をしつつ、ただいま日本に帰ってきたばかりで新年の挨拶が遅れましたが、これにて新年の挨拶とさせて頂きます。


人の気配で満ちた本場で『くるみ割り人形』を観劇し。
贔屓にしている茶菓子を取り寄せているカフェでゆるりとした時間を楽しみ。
イギリス競馬のG1レース『Clarence House Chase』を窮屈なドレスを身にまといながら観戦し。
創作友達と猥談と口喧嘩と殴り合いを楽しみ。
霧に覆われた路地裏に群がるホームレスたちと一緒に鉄鍋で雑に煮た肉を食い。
クリスマスに浮かれた露出狂の英国紳士に遭遇し、顔面蒼白になる変態からインスピレーションを受け。

……等々、勝手にネタが増えました。

イギリスは移民の国とも言われるほどですから、とかく波乱万丈な生き様を経験してきた面白い人間しかいねぇのです。
後、イギリスは基本的に酒場に子供を連れてきてもいいので、堂々と酒の席に居座れる事ができますので大変に魅力的なお話を拝聴できる機会も多い。

というのも、イギリスは私の大好きな兵器『パンシャンドラム』を生み出した実績と頭の可笑しさを誇るクレイジー国家ですからねぇ!

英国製のモノは一点特化!
バランスなんて二の次!
ステータス全振りのロマン主義!
開発陣に頭が狂ったバカしかいねぇ!
『誰も思いつかなかった方法を思いつきやがり、あろうことかそれを実践しやがった』というリスペクトしかできない愛すべきバカが集う国!

えぇ、大好きですよ、そういうの!

おかげ様で面白そうな作品のアイデアが思いつきましてねぇ……!
特に露出狂との出会いが非ッッッッッッ常に運命的だった!
ナイスチンチンだったよ、若人!
この場を借りて御礼申し上げる……!




という訳で2024年は露出狂のラブコメを作るぞ!!!!!!!!!!!
男装女子モノを書き綴っている最中だっていうのになァ!
男装女子モノを書こうとしたら、野郎のチンチンが脳内に溢れ出すんですよ!
唯くんの架空チンチンを考えようとしたら汚ねぇ野郎のリアルチンチンが出やがるんすよ!
てめぇ露出狂この野郎!
面白いモノが作れそうだから本当にありがとね!!!!!




閑話休題。




という訳で、帰省から頭の中のアイデアを軽くアウトプットしつつ、作品をこう作ろうと思うという事を説明する企画書もどきをリアルタイムで作っていこうと思います。
基本的にこういうなんちゃって企画書を作る時は【無自覚テロ聖女♂】みたいに【書きたくて書きたくて仕方がない作品が勢いだけじゃない事の自己確認】という意味もありますので、そこのところはご愛嬌。
もちろん、無自覚テロ聖女♂アレンジVerの進捗もゆっくりではありますが着実に出来ておりまする。


さて、題材は【露出狂ラブコメ】。
ラブコメとは主要女性キャラクターが主役です。
唯お姉様(♂)もそうだそうだと言っています。
という訳でヒロインは露出狂ですね。

ヒロインは全裸です。
露出狂のヒロインですのでこれは外せません。論理的かつ当然ですね。

はい、次に主人公。
露出狂のヒロインにツッコミを入れるテンプレ常識人主人公……つまらねぇ。
てめぇも露出狂にしてやる!

という訳で、主要人物の男女が全裸の露出狂の変態です。
ありきたりなテンプレ臭しかしませんがご勘弁頂きたく。




はい、お次は【読者層】。
全裸の時点でエロ目的で読みに来るのは自明の理。

オナニーチェも言っています。
エロ本で自慰する時、エロ本もまた読者で自慰している、と。

ついでにラブコメですから恋愛に興味がおありの学生諸君が主な読者でしょう。
という訳で、性春に興味チンチンの高校生男子がよろしいでしょう。

なので、主要人物は高校生ですね。
進学とか、そういうモノは今のところ題材にはしないつもりなので、高校3年生は除外。
高校1~2年生辺りが妥当でしょう。

学生モノですので、色々と学部モノにも出来そうですね。
露出狂と絡めて面白そうな学部について考えてみましょうか。

露出狂……すなわち、全裸。
全裸。すなわち、衣服を着ない人間。
であるのなら、服を作り、服に向き合う【服飾科】とかそういう学部に露出狂がいたら面白そうなのでは?

服飾学部なら、一年の成果を外部に発信する学校内でのファッションショーとかありそうですね。
であるのなら、主要人物たちの学年は2年生辺りが妥当になりますでしょうか。
ついでに先輩後輩などと話にワンクッション入れられるキャラクターを盛り込めそうですね。

当然、服を作る側と、服を着る側が必要ですね。
それに露出狂をぶちこみます。

露出狂なのに、服を作らないといけない!
露出狂なのに、服を着ないといけない!

葛藤のドラマが生まれますね!
まるで意味が分からんぞ!

問題はどちらが服を着る側になるのかですが……ラブコメですから、当然ヒロインですね。
となると、服を作るのは主人公くんですか。
困りましたね。随分と汚い『その着せ替え人形は恋をする』になりそうですね、これ。

というか、なんで服を作る側なのに露出狂なんだ主人公。
こうなったら『より良い衣服を作る為に露出になることで、素晴らしい衣服のアイデアを思いつく天才的なデザイナーの才能の持ち主』とでも言い訳を並べましょうか。

男の子って、そういう一癖も二癖もある有能な変態が好きなんでしょ?
嬉しさの余り全裸になって街に繰り出して叫びまくったアルキメデスとか。

……いや、普通に考えて嫌だよ、そんな主人公!
でも面白そうだから採用です!!!

となると、必然的にこれはヒロインの成長物語になりそうですね。
困りましたね。私が以前作った『甘え上手の銀髪後輩ちゃんの勉強法』を更に汚くしたヤツですね、これ。

天才ならではの悩みと葛藤……ありきたりなのは【本当の自分を見せれない】だとか【制作過程で露出してしまうので、誰かと一緒に好きなことで共同作業が出来ない】という悩みを有しているぐらいですかねぇ……?

衣服という社会の鎧を身にまとえないだけでこんなにも生き辛くなるとは、露出とは奥が深いですね。
知らず知らずのうちに、我々は服を着ないといけないという戒めに縛られているのですね(白目)。
という訳で主人公は【服を脱ぐために服を着る変態】。
或る意味では、服を着る側の人間の事を一番に考えてくれる素敵な職人さんですね。
モノは言い様ですね、本当に。

という訳で読者諸君はこの変態に投影をして頂きたく。




はい、お次は【ヒロイン】。
ラブコメ作品のキモですね。
さて、どうしたものか。
取りあえず、私は銀髪ヒロインなら誰でも欲情する銀髪フェチなので、ヒロインは銀髪に。

銀髪を物語的聖痕にするとして……問題は【どういうヒロインが露出狂なら面白いか?】ですね。
ランウェイを歩く服飾モデルを務められるぐらいなので、当然ながらめちゃくちゃ美人。
間違えました、全裸になりたがる露出狂の変態銀髪美少女ですね。

とはいえ、主人公がチャージマン研の登場人物に片足つっこみかけているマジモンのキチガイなのでヘイトコントロールをする為にもヒロインには明確な【露出行為に走らざるを得なかった悲しい過去】を作ります。
要は主人公は本能的変態にして、ヒロインを環境的変態にします。

ついでに、似たような問題点があれば共通点もあってお互いに接点が生まれそうですね。
そこで先ほど主人公くんで挙げた問題点を列挙。

①【本当の自分を見せれない】
②【制作過程で露出してしまうので、誰かと一緒に好きなことで共同作業が出来ない】

使えそうなのは①ですね。
魔改造します。


❶幼稚園の時。
 ヒロインは母に黒いウィッグを着けるかどうかを尋ねられる。
 着ける意味も訳も分からない。母と同じ銀髪を有しているヒロインは母の提案を拒否。
 因みに、ヒロインはお母さんが大好き!
 お母さんの銀髪が綺麗で大好き!
 母と同じ銀髪を有している自分もとっても大好き!

➋されど、悲しき哉!
 現実は厳しかった。周囲と髪の色が違う私を他人は避け、当然ながら友人も出来ない!
 大人たちもどこか余所余所しい!
 クラスメイトの両親は当然として、他の子には優しい先生さえも!

 3歳のヒロインは非常に弱かった!
 楽しい毎日を過ごせる期待を胸に入園した幼稚園を、1ヵ月程度で不登校になりかけてしまうぐらいに弱かった!

➌荒波立てない人生が一番幸せだよね!
 ヒロインは旧姓を名乗り、銀髪を隠す為に黒いウィッグを着用し、上手く隠す為だけに長く伸ばした自慢の銀髪を短く切り落とし、あくまで別人として別の幼稚園に入園。

 大好きなお母さん譲りの銀髪を自分自身で一番否定していてかわいいなぁ!!!

「私は平和主義者という名の臆病者でしてね。弱い私は荒波1つも立たない平和だけを望みました。平和の対価は自分自身の髪と瞳の色」
「私は実に充実した幼稚園生活を送れました。小中高、と実に素晴らしい人生を送れました。私という人間を殺せば、誰もが平和に生きていける」

「――ふざけるな」



➍ヒロイン、グレる! 

「素晴らしい人生? これのどこが? 世界で一番美しい母の髪を自分自身が一番否定しているくせに? そんなものが素晴らしい人生であってたまるか」
「私はマザコンですので。母が与えてくれたこの身体は、この世界で一番美しい……そう世界中に証明してやる」





めちゃくちゃに筆がノった。
イギリスって移民が多いんで、そういう話題のネタの取材には困らねぇんですよ。
相変わらず世界は広いままだなぁ! いつになったら狭くなるのやら!

という訳で、露出という行為に走ってしまった悲しきヒロイン。
抑制に抑制を重ねて、壊れてしまったヒロインの執念染みた目標の設定。
露出という自己表現を以て、自己証明を図る。
そんな自分自身の価値観が世間から排斥されるモノであったヒロインが【別の何か】に表現手段を見出すお話。

要は【本当の私を誰か見つけてくれ、認めてくれ】っていうありきたりな話なんですよね、コレ。
絶賛思春期の高校生読者にはコレが効く。

とはいえ、幼稚園の時の失敗経験を簡単に拭えないのは人として当然。
ヒロインは全裸露出徘徊をする際は銀髪美少女ですが、日常生活においては黒髪のウィッグを身にまとい存在感のないモブになって身を守らせて人間アピールさせますか。
一粒で銀髪美少女とモブ黒髪美少女を楽しめる。

要するに【他人に自分の銀髪を見せびらかしたいけれども、過去の所為で他人に自分の銀髪をみせるのが怖い】という面倒くせー女ですね。
だから、人に見つからないように露出行為に励む。
一見矛盾していますが、私個人としましては人間らしくて好きですね。
人間なら誰だって矛盾すべき願いを持つもんですからしゃあない。
厨二臭い設定を書き連ねた黒歴史ノートを他人に見せたいとは思っていても、それはとんでもないほどに恥ずかしいから本当は見せたくはないのと同じですからねェ!

そんなヒロインが全裸徘徊をしていたら、同じく全裸徘徊している主人公くんに出会う!
運命ですね!
『Fate/stay night』ですね!
『Sate/nuga night』ですね!
貴方が私の服だったんですね!!!!!!




はい、後は【ギミック】!
江戸川コナンの正体は工藤新一だとか!
下冷泉霧香とかそういうの!

でも、ここで言うとネタバレ!
というか、このネタを思いついたから書きたいまである!
これに関してはサンキューイギリス!
イギリスに行けて良かった!
まぁ、察しの良い方ならもう私がやりたい事なんて分かっているでしょうけれど!





さて、お次は【テーマ】。

という訳で少しばかり真面目なお話をば。
この世界には社会というものがあり、その社会に適合しないと過半数以上の人間は生きていけないように出来ています。

ですが当然ながら、全員が全員、社会に適合して生きていけるわけではありません。
常識人でさえも、ある日突然仕事をクビになったりとかで社会のレールから外れてしまう可能性だってある。

そんな理由で発生してしまったハグレ者たちを放っておけば社会はどうなるでしょうか。

いわゆる失う者が何も無い『無敵』を生み出すことになります。
そんな過程で産まれてしまった無敵人間が何をしでかすのか分からないというのは、歴史が証明してやがります。

誰だって、グレたくてグレる訳ではない。
居場所がなくて、どうしようもなくなって、そうなってしまう。
落ちこぼれではない落ちこぼれが、そのまま社会から理解されないまま追放され、『あんな落ちこぼれになってはいけないよ』と教訓にされ、後ろ指を指される世界はロックじゃねぇ。

という訳で書きます。
お互い人間として致命的な欠落がある主人公くんとヒロインは、欠点があるからこそ理解者になり得る話を。
全裸にならざるを得ないという業の溝を埋められる、唯一無二の存在になるお話を。
久々に【作者が書きたい話】ではなく【作者が書かないといけない話】になりそうですね。

まぁ、個人的には【クセしかない主人公とヒロインがタッグを組み、常識に対して中指を立てる】というのが私の性癖だから書くだけの話なのですが。

という訳でテーマは至って質素。
【主要人物たちがもう一度、作中世界でありのまま生きられるようにする】。
転じて【世界で自分らしく生きられる≒善】。
簡素にストーリーラインを展開すれば【ヒロインが服を着て、社会復帰をするだけのラブコメ】になりますでしょうか。

まぁ、そこのところは私の作風あるあるですね。
自分の本性を偽ったキャラクター……っていうのは私の性癖であり、これからも追求していきたい研究テーマの1つなんで。

という訳で、プロローグとエピローグのプロット……というよりも作品の方向性がテキトーに完成です。
後は中盤を考えて、全裸ラブコメを書きつつ、テーマがブレないように序盤と終盤を更に面白くして、この企画書のワクワクよりも更にワクワク出来そうな10万文字を書き連ねるだけです。

右腕に負荷をかけない程度に1日5000文字を書くとして『10万文字÷5000文字=20日』。
私の大好きな競馬シュミレーションゲームの『ウイニングポスト2024』を3月28日に買うためにも、男装女子モノと並行して全力で書き上げる事に致しましょうか。



~ギフト御礼~



なんかめちゃくちゃギフト貰ってるぅ……⁉
右腕ぶっ壊れて寄り道ばっかで全然作品も書けていないダメダメ作者なのにいいのかなぁ……⁉




葉生様!
ギフトありがとうございます……!
そして、あけおめことよろですー!
yasheng様の名義の頃からいつもお目にかけて頂きまして嬉しく思います……!
レビューコメントとか時折見て、ニヤニヤしておりまするー!
いつの日か『三体』然り、SFの話題で花を咲かしたいものにてございまするー!
SFは無限の可能性がありまするからね……!
SF形式のラブコメはいつの日か書きたくて候……!
マクロスとか! 最終兵器彼女とか! シュタインズ・ゲートとか!
そういうのいつの日か書きたーい!



@lemuever17様!
先月も、今月もギフトを頂きまして、誠にありがとうございます……!
この御恩は面白い作品を書いて返したく候……!
また、音声認識AIソフトのご助言、本当にありがとうございました……!
おかげ様であの時の私は創作をする事が叶いました……!




天のまにまに様!
ギフトありがとうございます……!
ギフトのメッセージを拝見させて頂きましたー!
私の創作モチベは基本的に生産欲と性欲ですねェ!
後、現代社会に対して中指ぶっ指す事!
社会が存続する限り、私は創作を続けますともー!

しかし、そんな事よりも競馬を見ましょう競馬!
2001年のステイゴールドの香港ヴァーズは、いいぞ。

2件のコメント

  • ドロミーズ先生、こんばんは。お元気そうで何よりです。そして、拙文を喜んでいただけたようで光栄です。

    なんとなく『三体』の題名をあげてみたのですが、ドロミーズ先生の感想は非常に参考になります。「文学の類型化と中国文学/SF文学」みたいなテーマで論文になるのではないでしょうか。(偉そうなこと言ってすみません)

    新作心待ちにしております。ドロミーズ先生の作品は非常にレビューしがいがあるので、私としても非常に楽しいものです。微力ながらお手伝いさせていただければ幸いです。

    (蛇足)
    社会への適合と排除、というテーマですと、私は魯迅の「孔乙己」が好きです。今まで尊ばれた儒教が、ある日いきなり無価値なものに変わってしまう――という理不尽さが好きです。青空文庫に入っていますので、よろしければぜひ。

    「再到年關也沒有看見他。我到現在終于沒有見――大約孔乙己確死了。」
    「それからまた年末が来たが、彼の姿を見出すことが出来なかった。そして今になったが、とうとう見ずじまいだ。
    たぶん孔乙己は死んだに違いない。」
  • 葉生様、コメントありがとうございますー!

    いやー。アレは自分でも中々に乱暴な見解だったかなぁと反省中ですね、はい。
    もっと勉強しないとですわ。


    孔乙己、恥ずかしながら知らなかったので見てみましたらめちゃくちゃ面白かったのですわー!
    中々に痛烈な儒教批判。
    ポロポロになったシンボルの長衣。
    脚が折れた事で、もう儒教は進めないよという不安を煽らせ、孔乙己の行方をあやふやにさせる。

    すげぇ参考になりましたわ……。

    何だろう、魯迅という作者が生きた情勢と背景を知っているからこそ見えてくるモノがありますね、コレ。
    うわぁ、いいなぁ、こういう理不尽さと世知辛さ。

    誠に素敵な作品と巡りあわせて頂きまして、本当にありがとうございますー!


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