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受験生が大学生に昇格出来た時に、こんなの流行ってると良いなと切に願うだけの記事

 皆さんこんばんは。テスト期間中、そろそろ文学に飢えてきたのでさくっとこれだけ書いてまたポタージュ飲みながら勉強に戻ろうかなとか思っている星 太一です。今回お届けしますのは、高校の部活動(※文芸部のことを指す。小説や詩や短歌、俳句等の作品を書いて部誌を作ったりコンクールに応募したりする部活)でやった活動をここでも出来たら良いなというどうでも良い願いをぼつぼつ呟くだけの内容です。もしこれを読んでいる文芸部員、または文学部員がいたら活動の参考になってくれたら嬉しいなぁと思っております。

 皆さんの中にはこんな夢を抱いている人はいませんか?
「自分の小説、映像化されないかなー!!」
 若しくはこんな人はいませんか?
「ヤバイこの曲、神曲じゃん! 内容に感化された、この内容を元に小説書きたい!!」
 何夢見てんだよなんてコメントに書かれそうですが、お恥ずかしい事に僕は結構本気で思っています。最近格好良い曲とか素敵な曲がじゃんじゃん動画サイトにアップされており、感化されたりこの曲をBGMに使ったら絶対格好良いよとか勝手に思っています。(勿論勉強の合間に聞いています)
 そんな時、ふと文芸部の時代の活動にあった「音楽小説」を思い出しました。そして当然思いました。
「カクヨムでも出来ないかな……」

 音楽小説というのは簡単に言うと他の人から指定された曲を参考にお話を作るという物で、(勿論自分の好きな曲でやっても僕は良いと思っている)ちょっと難しいのですが、何より想像するのが楽しいんですよ、これが! (僕のはその曲を小説に取り入れる事がとうとう出来ずに、いつの間にかテーマ曲と化していたのを覚えています(汗))
 それに、他の人の作品を読むのも勉強になります。「嗚呼、その歌詞をそうやって捉えたんだ! ナルホド!」とか、「あ、この曲女性目線で捉えるとナルホド、雰囲気変わる!」とか、「あ、この作品にこの曲をBGMにすると何かぐっとくる……!」とかとか……様々な発見が出来るのでとても楽しかったです。先輩の作品に使われた曲がとても効果的に取り入れられており、その曲のイメージが良い意味でガラリと変わったという経験もありました。懐かしい思い出です。

 さて、この音楽小説。これの最大の魅力は自分は大きく分けて二つあるかなと思っております。
 一つは新しい出会いに巡り会える事です。ある日出会った素敵な文学作品が音楽小説だったとしましょう。そうすると、人々はその曲に最終的に辿り着く訳です。すると、それは自分の新たな殻を破る一瞬になるかもしれません。こんな素敵な作品があったのか、何故今まで出会ってこなかったのか、と。これは自分の世界を広げるまたとない機会になり得るでしょう。何て素敵なことでしょうか……! (一個人の感想です)
 文学の魅力は個人的な見解ではありますが、僕は新たな価値観、世界観に巡り会えることだと思っています。音楽小説はまさにそれを達成できる活動の一つなんじゃないかな、と思っています。
 二つ目は音楽は(こんな事を言ったら怒られそうですが)文字よりも影響力があるからです。これは「何故英語を聞くだけのCDで英語が分かるようになるのか」とか、「何故ニュースでは小説より音楽の話題の方が多く取り上げられることが多いのか」とか、「ドラマやアニメでBGMが欠かせない理由とは」とか、「何故学生の間では歌い手は有名になれても書き手は余り有名になれないのか」とかとか……といった問いの一番簡潔な答えになると思います。顔で鼻以外に手を使わないと塞げない場所は耳ですよね? これはつまり耳はいつでも受動的な姿勢を保たざるを得ない器官、すなわち、人間は見たくない物をシャットアウトすることはあっても、音を聞く事には余り抵抗が無かった生物だという事がお分かり頂けるかと思います。(無茶苦茶な理論ですかね……? 因みに鼻についてはドリアンが甘いと分かっていても臭いにやられて食べられないと言う理由の答えになるでしょう。即ち人間は食べ物の良し悪しを昔から臭いで判断する事で生き残っていたという理由から来るでしょう。今はどうでも良い事ですが)
 これを逆手にとって考えると、小説にBGMが着くという事はBGMによって小説の世界観を読者様に印象づける事ができ、なおかつ自分の選んだ曲に出会ってもらって新たな世界を広げる事が出来るという事になるのではないでしょうか? (これまた一個人の考えです)これってまるで自分の小説が映像化したみたいで何だかわくわくしますよね! (BGMがついたという点だけで判断しています)とても素敵です! これもまた魅力では無いかなぁと思います。

 さて、ここまで語ってきましたが、この音楽小説には或る一つの難点があります。ズバリ、著作権問題です。僕達が部活でやった時はそれは無料配布の部誌に掲載することはあっても、お金を払って買って頂く部誌には載せませんでした――いいえ、載せてはいけないと、咎められたのです。
 当たり前です、視点を変えてみればこれはいわゆるパクリなのです。つまり、公共の場であるWeb小説サイトでは音楽小説を投稿した瞬間、パクリ確定です。バンです。
 僕だって一人の人間ですから社会的に死にたくはありません。僕は音楽小説をそれが許される時代がやって来るまでサイトには永遠に載せないでしょう。しかし、ふと、もしこの音楽小説が流行ったならば、作者の皆さんはどんな世界を描き出すのだろうかと想像したりする日もあります。(秘かにあの人の曲が使われないかなーなんて思うこともあったり……)そんな日が来たらもしかしたらサイト上が今までと違う景色になるだろうなとも思うのです。
 そんな夢を見つつ、大学生になった時に、また小説を投稿したりなんなりして文学ライフをエンジョイしたいななんて思っております。
 以上、ただ自分の思いや考えをつらつら書き並べるだけの記事でした。(しかもオチが弱い)

 ――あ、ポタージュがそろそろ冷めそうなのでこれにて失礼いたします。

 ……ん、うまい。

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