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無事です

 地震に遭いましたが、家財にダメージもなく、電気も復旧し、物流の乱れ以外はいつもと変わらない生活を送っております。これも、色々な方の頑張りのおかげ、そして真冬じゃなかった、道路網の大半が生きていた、津波が起きなかった、という幸運のおかげでもあると思います。

 せっかくなので忘れないうちに、今回「あってよかったもの」「あるとよかったもの」をまとめて書いておきます。


・LEDライト、懐中電灯(と予備の電池)
 これが無いと、夜詰みます。昼間でも建物内は薄暗いことも多いので、動き回る時は常にもちあるいてました。自転車移動の時も、町全体が停電していると自転車ライトだけだと暗く感じる場合があるので(街明かりで照らされている部分は結構大きいのです)、あるとやや便利。
 一応、水の入ったペットボトルをかぶせれば明かりにもなるんですが、出来ることならカンテラ型のライトを一つ二つ用意した方がいいと思います。予備の電池も忘れずに(新品状態なら3晩くらいは何とかなりましたが)。

 ろうそくは火災の危険があるので避けた方が無難です。

・ラジオ(と予備の電池)
 地震の時は、とにかくみんな慌ててたり切羽詰まってたりで、情報の精確性が低下しています。今回もデマがあれこれ流れましたが、「人伝手に聞いた情報」は、基本的にほぼアウトと思った方がいいです。「知り合いが言っていた」は聞き流しましょう。人間一人挟んだだけで、本当に情報が簡単に捻じ曲がります。伝言ゲームってレベルじゃない
 なので、信用できるのは、市役所等の公的機関で直接聞いた情報、そういう機関がWebで発信した情報、そしてテレビ・ラジオ・新聞で流れている情報です。「メディアの中立性が―」等の意見もあるかもしれませんが、口コミに比べれば一万倍マシです。
 バッテリー駆動のテレビがあればそれに越したことはありませんが、かけっぱなしにできるのでラジオの方がアドがあります。サイズにもよりますが、普通のポケット式なら予備電池があれば手回し式でなくても大丈夫とは思います。
 但し、「どの周波数でなんの放送をしているか」を調べるのに手間取った(新聞に書いてあります)ので、あらかじめチェックしてメモを張り付けておくといいかも。


・食料の備蓄、カセットコンロ
 準備していましたが、今回は消費しなかったのでノーコメント。1日くらいは街の小売店の在庫でもちました。ただ、店に高確率で行列ができるので、あると安心感はあります。

・水
 ペットボトルの水。水道はすぐ復旧したので、あまり出番なし。但し、街中の自販機は停電で使用不能、店の飲料はあっというまに品切れなので、水ばっかり飲んでると、飽きます。
 できれば「水に味を付けるもの(麦茶パック等)」を準備するとよかったかも。

・暇つぶし道具
 思った以上に暇です。主に夜。
 「本があるから大丈夫」と思ってましたが、神経が昂って読書に集中できない、という経験をしました。夜だと照明にも制約がかかります。
 遊ぶ相手がいる人は、トランプやボードゲーム類があると便利です。今回は試しませんでしたが、TRPGとかも良いかも。

・スマホのバッテリー
 災害時の連絡手段としては、基本的には公衆電話が最強です。あと、災害伝言ダイヤルについては、聞く側がサービスの存在を思い出してくれないと意味がありません。
 そのうえで、スマホは地震後しばらくは使えたものの、その後ネットワークがビジー状態になり、繋がりづらくなりました。
 でも、スマホはライトやカメラ、メモ等に活躍するので、あると段違いに便利です。通信を使わないときは機内モードに。今回はノートPCのバッテリーでスマホを充電していましたが、やはり専用の予備バッテリーがあると違うと思います。20000mAhあれば、3日くらいフル稼働できるかと。
 それから、携帯キャリアショップ・公的機関での充電サービス再開後等に必要なので、充電器、特に充電ケーブルの予備を用意しておくと大変便利です。
 ……あと、手回し式のスマホ発電機は、非人道的な労働なのでおすすめしません。

 スマホについては、「使用する時だけ起動する」が基本です。回線も不安定で、繋がるとは限りません(今回も丸一日弱使用不能でした)。とはいえ、「スマホが使える」というだけで安心感が段違いでした。なので、なるべく長期間、使える状態を維持するのが良いと思います。
 ……間違ってもソシャゲのログボ回収とか、しないように。←やってた人


・自転車
 敢えて書くほどでもないかと思いましたが、純粋に行動半径が広がるので重宝しました。自動車はガソリンの補給の都合があるのと、シガーソケットから電気をとれるので、できれば「発電用」に温存しておきたいところです。
 停電だと信号の大半が止まるため、交通量の少ない裏道を走っていました。


 ひとまず、こんな感じです。また何か思いついたら追記します。



追記

・現金
 電子決済システム、停電時は全滅します。勿論クレカも。ATMも使えないので、手持ちの現金だけで生き延びる必要があります。場所によっては会計が手動になってることも(今回も一部スーパーが在庫を百円で叩き売りしてました)。
 大きいお金(五千円、一万円)だとお釣りで困るので(現に困った)、千円札や百円玉(重要。あちこちで不足してたようです)をまとまった数、一万円くらいを目安に用意しておくと安心です。なんだかコミケみたい。



 あるとダメなもの
・酒
 災害後の小売店でも、アルコールと菓子類は割と残っていました。ですが、世界が「宴会をしろ……」と囁いているような気がしても、錯覚です。やめておきましょう。
 特に、地震の時は、変な疲労が溜まっているので、アルコールを入れると変な酔い方をすることがあります。ストロングゼロはもってのほかです。

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