『死を忘るるなかれ』
死を忘るるなかれ
生まれ出づるもの 必ず死ぬ
死のない生はない
死があるから 生は美しい
生があるから 死は虚しい
明日登る月は
明日生きる者のためにある
今日見る夢は
明日死ぬる者のためにある
生きると言うことは
とりも直さず
死に向かうと言うことだ
死を忘るるなかれ
生きているからには 笑ってやろう
どうせいつかは 死ぬのだから
生きているうちが 人生だ
死んでしまえば 何も無い
明日死んでも 良いように
呑んで 歌って 踊れば良い
生きてるだけで 苦しいように
死ねるだけで 楽になる
死ぬるという事は
とりも直さず
無になると言うことだ
どうせ虚無に呑まれるならば
恐れることは何も無い
明日あなたは虚無になる
そう思えばほら
今日は笑えるでしょう?
かごのぼっち