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今さらのキリンジ解釈(その1:『ムラサキ・サンセット』)

 こんにちは、安ノ城ムセ太の未公開小説『研究商売』のキャラ、”アテクシ”です。

 近況ノートに出張ってまいりました。

 さっそくですが、キリンジってバンド、ご存知ですよね。

 もう解散しちゃいましたけど、複雑な曲調と独特な歌詞で、今でもファンが多いですよね。

 アテクシもキリンジ大好きで、カラオケでもよく歌うんですけど、歌詞の意味がわからないことが間々あって、そこがまた良いんですけど、やっぱり意味が分かるんなら知りたいじゃないですか。

 そこで今回は、アテクシの職場の同僚であり、自称キリンジ研究家でもある、派遣のオジサンに来てもらいましたので、あまり世間に知られていないキリンジ解釈について、いろいろ教えてもらいましょう。

 派遣のオジサン、お願いしますね。

「えー、ただ今、ご紹介にあずかりました派遣のオジサンです。

 最初にご注意ですが、著作権に引っかかりますので、歌詞の引用はいたしません。

 お手数おかけしますが、必要ならご自分で検索するなりして下さい。

 以下、歌詞と似たような語句があっても、一般句ということでよろしく」

 ということで、記念すべき第1回目は『ムラサキ・サンセット』です。

 ”紫の日没”って何ですか?

「知らん!」

 キリンジ解説するんじゃないのかよ、派遣のおっさんよー

「全部わかってるわけじゃない」

 はいはい、じゃ、わかるところだけで良いのでお願いしますね。

「この曲のタイトルの意味は不明だが、内容はわりと普通に理解できる。

 要は、貴石にも金剛石(ダイヤモンド)にもなれない硝子や葉っぱやシケモクや燐寸のような価値のない人生になっちまうんだろうなぁっていう現代人の閉塞感をちょっとだけでも吹き飛ばそうぜ!ってことなんだと思う。

 そこで難解なのが ”黄金の靴下” のフレーズだな。黄金は”きん”と読む」

 今はだめでも将来は女の子に高価なプレゼントできるくらい成り上がれるのかな?という意味ですか?

「概ねそういうことだけど、ここに高樹お兄さん独特の”毒”&”エロ”が込められている。

 ホントこの人、底意地が悪い人だと思う。

 弟にこういう歌詞を歌わせて陰で(・∀・)ニヤニヤしてる。

 そこにしびれるあこがれるっ!」

 何を言っているのか良く分からないのでkwskお願いしまつ。

「右手で握っているのは当然、ちん〇で、女の子の裸を想像しながらおナヌーで我慢しているのが現状。

 そして靴下は女の子の足じゃなくて自分の真ん中の足に履かせるもの、すなわちコンドーさんだ。

 つまり、いつかはコンドーさんを装着して娘達と【ヤレるかい?】って聞いてるわけだ。

 ”やる”を”あげる”の意味に勘違いさせる、お兄さんお得意の性質(たち)の悪いレトリックだな。

 ついでに言うと金は0.01mm、銀は0.02mmだ」

 なんですか、0.01mmって?

「あの頃は、包装の色でゴムの厚さを識別できたんだよ。

 0.01mmは当時は日本製だけの最高技術で、その装着感のなさが……」

 あ~あ、聞かなきゃよかった。

 え〜とぉ、サンダンスはアメリカ・インディアンの太陽祭礼の時に踊るダンスらしいです。

 コロナとか最近は病氣の意味ですけど、もともとは太陽の外層大気のこと。

 コスモも単なる宇宙(ユニヴァース)と言うよりは、宇宙の秩序・調和を意識しているようなので、太陽祭礼に関係あるみたい。

 サンダンスというキク科の植物もあります(和名 テンニンギク)。

 その花の花びらがムラサキなんですが先っぽだけ黄色くて、花がムラサキの太陽みたいに見えます。

 黄色いところがコロナになるのかな。

 日本では棺桶に菊を大量に入れますし、キク科のこの花も何か関連があるのかも。

『ムラサキ・サンセット』今日のところはここまでです。

 新しい解釈ができたら、またお邪魔しますね。

 

アテクシ

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