2016年11月現在公開中の『亡霊葬稿シュネヴィ』。
JSを風呂に入れたり、シルクや玉(ぎょく)の解説をしている内に膨れ上がってしまった物語は、もうすぐ90話を迎えようとしています。
……が、肝心の『亡霊葬稿シュネヴィ』は未だに登場していません。
致命的な構成力のなさには、我ながら呆れるばかりです。特撮的な物語を期待して下さった皆さんには、お詫びの言葉もありません。
自分に甘く他人に厳しい作者は、作品の合間に公開している「箸休め」の中で、トガリネズミのことをさんざん罵りました。しかし「看板に偽りあり」な点では、カラスはトガリネズミ以上に悪質かも知れません。
――と、このように長々とタイトル詐欺を続けてきた作者ですが、いよいよ汚名を返上する時が来ました。
明日(11月15日)、〈シュネヴィ〉が登場します。
あらすじにも書きましたが、〈シュネヴィ〉のテーマは「ザ・葬儀場」です。日本の古典芸能から着想を得たある道具を使い、太古の亡霊を召還する能力を持っています。
カッコ良さ<馬鹿馬鹿しさなギミックではありますが、外連味(けれんみ)だけは感じて頂けるのではないでしょうか。
今後の「箸休め」ではその「古典芸能」に付いても紹介したいと思いますので、拙作に目を通して頂ければ幸いです。また以前ご好評頂いた「毒」に付いての「箸休め」も、近日中に公開したいと思っています。