夏休みの計画を考えている。どこへ行こうか。そこで何をしようか。まずはVRの疑似旅行体験をする。
今やパソコンの前でイマジネーションの体験ができる。未知の場所に行ったかの直接的なバーチャルだけどそれが、現実を凌駕するほどのリアルな経験になる。
いながらの旅。でもそれは読書では至って当たり前の感情移入のプロセスだけど。
確かに百聞は一見に如かず。でも時代はスピードが加速する。一見の手間が掛けてられない。
作家の阿部和重は、取材なんか間に合わない。創作のスピードに合わせるにはネットを駆使するしかなかった、とか。
そうね。リアル体験だけで小説は書けない。