ノベル「静寂の果てに」をしこしこ書き直している。このノベルは「あさま山荘事件」がベースだ。
実際起きた事件をモデルにノベルを書くのは広義の歴史小説の系譜だ。 1972の冬に起きた。
不思議だったのは何故、こんなに時間が掛かってしまったのか。強行突入してさえ、八時間以上もかかった。
あの警視総監だった後藤田氏が「生け捕りにしろ」と言ったからだ。
しかし三名が射殺され多数の負傷者を出した。政治的思惑で事件解決が遅れたのかそれとも..。
篭城人質事件。エロスだって蠢く。テロリストの言い分、警察のいい分。そしてノベルの言い分だって当然あるわけで。