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飲食店と常連。ノベルと愛読者。


ノベルってやはり読者が一番だけど。飲食店の世界も小説の世界も共通点がある。それは熱烈な人間たち。常連であったり愛読者であったり。違うのはマスコミュニケーション..限定される人数と同時代に遍く不特定多数の人々。

昨夜、月一で通う渋谷の居酒屋に行った。2012.2からだから、かれこれ..。そのお店は予約困難。いつも満席いつだって満員御礼。

メインはカウンターと店主はいう。

カウンター文化..。バーや寿司店が特徴的だけど。丸6年通って思うのはお店も進化していて常連客も森羅万象変化していること。

始めの頃は店主の前いた店の常連たちが通っていた。しかも新規獲得もあって若い客が多かった。場所柄、渋谷のIT系のヤンセグが多かった..。まだ震災後の停滞ムードも濃かった。我らが安倍総理もまだ下痢で悩んでいた..下野下野してた。

アベノミックスが始まり復興ムードと相まって「日本酒を飲もう!」が自然発生的に拡大。しかも「純米酒」が更なる脚光を浴びた。和食がユネスコ文化に認められた。2020東京オリンピック開催も決定した。

外国人観光客が激増した。彼らは遊びに日本にやって来る。飲み食いも楽しんで欲しい。爆買いもいいけど爆飲み爆食いもよろしく..。

「日本酒と和食の素晴らしいお店」

外国メディアも注目する。店主もスタッフも語学が堪能。料理もおいしいがもてなしもすばらしいと評判も上々。

渋谷で働く外国人もやって来る。始めは日本人に連れられて来た。しかし彼らは日本人以上に日本が好きだ。しかも頭脳明晰、いいものはいい。このプラグマティックさは日本人も灯台下暗しにならないよう気をつけたいけど。

お店は開店以来毎日続けたブログを止めた。もう宣伝しなくてもいい。

常連たちのマウンティングが始まる。お店でのファン同士のつばぜり合いである。店主との会話。スタッフとの意思疎通コミュケの盛り上がり。お土産やプレゼント..シャンパンがシュポーン勢いよく開栓される。祝祭祝祭のカウンターである。振る舞い酒が飛び散る勢いである。

カウンターの世代交代も起きる。若い世代から団塊世代がちらほら..。まだまだ年金も手厚い富裕裕福。しかも潤沢に自由時間もある。

こうしてカウンターの平均年齢は上がった。客単価も上がった..。高級食材に日本酒もただの純米から純米吟醸..そして極上の純米大吟醸へ..。

外食産業が危ういとか一部グルメを気取るIT系が宣うけど。こんな無敵のお店もあるんだってことだね。凄い凄い。

ノベルノベルの愛読者を飲食の名店に肖って..。

ノベルにますます励むわけだね。



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