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冷製パスタでも食べてろ。

三島由紀夫「宴のあと」は裁判沙汰になって有名になったけど、実際に読むと作家が「政治」をどう捉えているか興味深い。

三島の場合、小説の中で美的に政治を描くのではなく、プライバシー侵害の危険すら度外視した「芸術と人間そして選挙」を描いた。

選挙戦の肉欲まがいのエネルギー。しかも物量の多寡で勝負は決する。しかも選挙って資金も膨大に必要。

今回の希望の緑のたぬきだって「人.もの.カネ」が決定的に不足していた。あるのは気分だけ..。この形而上学ともいうべき不可視な熱量も風船の空気みたいなものだった..。しぼむのも急激だったけど。

この三島の選挙小説も実に人間の欲望を選挙戦を舞台に或る種ギミックに描いた。読了感は何となく切ないけど。

その後、都知事選に石原慎太郎が出て落選した。再度の挑戦には「法華経を語る」という本まで出版してその中で三島由紀夫との縁まで書いて。

選挙ってすがりたくなるんだな。総力戦とかいうけど。

昨日の日経平均の高騰ぶりをブログに書いてツイートしたら、ある立憲と共産を選挙応援する人(フェイクかも)に批判めいたRTと通知があったけど。

運動や活動って思考が邪魔なのかな。冷製パスタでも食べてろ。

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