事件に取材した三島由紀夫や吉田修一。週刊新潮も事件が好きだよね。
「橋を渡る」が面白かった吉田修一も「都議会でセクハラ発言した事件」を援用してたよね。
吉田の場合は「横道世之介」でも大久保駅人身事故で死んだカメラマンを主人公にモデルにしたけど。
「犯罪小説集」っていうのもあるけど。
つまりリアルとフィクションの融合なんだね。編集かな。過去の事実からノベルを構築する。
事件の再解釈と追体験。つまりマジックリアリズムを小説の虚構性の中で逆光照射、浮かび上がらせる。よってよりいっそうリアルに表現できるかもね。
でも編集基軸が必要なのね。それは作家の固有の世界観ですよ。これはもう作家の創造的主体を鍛え上げる日々を送るしかない。
知的に誠実。これしかない。