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推敲につぐ推敲って。

一体全体、ひとつの小説を完成させるのに何回、推敲。何遍書き直すのかな。又吉直樹が第二作「劇場」を執筆する様子をNHKが密着取材したNスペを2回見たけど。

第一稿を「新潮」編集長に「文学性が足りん」とか言われて無期限の書きなおしを命じられたっけ。

波乱ドキドキのテレビ的脚色があったか知らんけど。又吉氏は一心不乱の推敲を行っていたよね。凄いことだよね。さすが芥川賞作家は違うってね。

そのとき、ワードの画面に向かう作家又吉のうつろな表情と箇条書きに打ちされたたキーワード..。まるですかすかな、薄味のみそ汁...。何もない具の何かもっと具を入れてくれぇ、おっかさーん!って感じがしたよね。

そして書き直して提出。編集長は唸っている。凄い..ってことだよね。

「又吉さんの推敲力に脱帽です」って。その箇所がテレビ画面に流される。

僕は必死でその文字を追った..。うぅ!何回、推敲し直したんだよ!

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