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退路を断つためにこれからの予定を書いてみよう

ここに書いておけば何か一つはいけるかもしれない、ということで、退路を絶ってみよう。

これから出す公募。
1。5月10日締め切りの富士見ノベル。
タイトルは「月虹(仮)」です。
これはもう、本当に時間がない(何せ今1万字なんだよ!)ので、なろうで順次公開して、公募で出せたら一旦削除する方法をとってみます。理由は、公開していけばなんとか完結までこじつけられる可能性が高いから。実はその方法でなんとか漕ぎ着けられたのが、エブリスタで公開している「満天の星と燃える石」になります。これならなんとかいける……はず……。
テーマは「感傷的な散歩」。しかし私の話は、気の狂った美学に取り憑かれた男が多すぎる気がするんだが何故だ。


2。5月31日締め切りの9回ネット小説大賞
これはもう参加しているのですが、なろうで公開している「水銀の花が咲く頃に」という女子高生とガンアクションな話なんですが、これもちょいちょい書き上げていかないと多分、一次も引っかからない。しかしこの話も、5万字でサクッと終わらせようとしたら、今の時点で38000字ぐらいあるから、もう無理ですね。


3。次のナツイチ小説大賞。
多分次もあるだろう、という想像のもと。もし次のナツイチがあったら、「鶴舞」で行こうかと思います。いや、ほんとは今の時代に合わせたものにしようとしたんですけど、いまいち思いつかなかったのです。
この「鶴舞」は「60×30」で鮎川哲也の指導者になっている、堤昌親の現役時代の物語になります。また性懲りも無くフィギュアで、多分「60×30」よりも共感は得られない(何せ主人公はあの先生と来たもんだ)んですが。

昔塩野七生先生が、「チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷」を書いた際、「自分が若い頃に同じ世代の男性をかけたのは大変貴重な体験になった」と何かで(出典忘れた)仰っておりまして。若かりし頃の七生先生にとってその方がまさにチェーザレ・ボルジアだったわけです。
ならば私が書くなら誰だろうと考えた時に、こう思いました。

私はチェーザレ・ボルジアは書けないけれど、本田武史なら書きたい。

そこで思い至ったのが、本田武史とほぼほぼ同じ時代に選手時代を送った、鮎川哲也の師匠だったわけです。実際堤先生は、武史先生とヤマト先生をモデルにしてますので……。

正直、あの先生は普通の方ではないので、読まれた方から共感を得たりすることは結構難しい気がします。ですが、一人の少年が成長して、一人前の男になって一流のアスリートになり誰の代わりにもなれない「スケーターになる」、という過程は、教皇の息子として生まれて枢機卿になり、のちにイタリア統一間近まで迫った凄腕の軍人になったチェーザレの過程と共通する部分があるような気がしました。


個人的には、5万字ぐらいの幻想文学を書くのが好きなので、どっかいいところないかなぁ……と探しています。


公募は探せば探すほど出てくるので、色々と心惹かれるところはありますが、二兎を追う者は一兎をも得ずともいうので、今後はとにかく5月10日に向けてひたすら書いて行こうかと思います。

ただ、一応「間に合わなかったら」ということは考えているので、富士見に間に合わなかったらポプラ社にしようとか、ポプラにも間に合わなかったらナツイチに出そう……とか


取り止めのない近況になりましたが、この辺りで。一つも達成できなかったら、ゲラゲラ笑ってください。

2件のコメント

  • 黒崎さん、「氷上のシヴァ」への素敵なレビューをありがとうございます!!
    朝開いたら目に飛び込んできて一発で眠気が覚めました。
    あんなに熱くて濃いレビューをいただいたのは初めてかもしれません。
    この件については改めて近況か何かで詳しいお返事をします。
    本当にありがとうございました!!

    そして、公募を目指されるとのこと、応援しております。
    富士見ノベル、黒崎さんのカラーにすごく合っていると思います。
    ナツイチも再挑戦されるとのこと、次を見据える執筆姿勢、大変すばらしいです。
    黒崎さんが「60×30」や「鶴舞」でフィギュアスケートと正面から向き合う姿勢、私も見習わなくてはと思っております。

    今すごくスランプで悩んでいるところだったのですが、こちらの近況とシヴァのレビューを読んで、勇気をもらいました。
    私も頑張りたいと思います。
  • 天上さん
    コメントありがとうございます!いやあ、なんというか自分でレビュー書いて「な、長!これドン引きでわ……!?」とか「刀麻について全く触れてねぇえええすみません!」とか色々問題はあるのですが読み返したら長くて濃くてびっくりしました。というか、ほとんど洵君についてしか触れてませんね!
    個人的には刀麻がこれからどうなるのかが気になるので、氷の蝶も引き続き拝読していきます!

    公募なんですが、実はあまりやったことがないので、しかも「締め切りあと1ヶ月半なのに1万字程度しかない」この状態がやばいのでできるだけやってみます!作品の雰囲気としては、エブリスタで公開している「満天の星と燃える石」に似ているかもしれません。富士見はずっと読んできたところで愛着があるので、是非出したいです……!応援ありがとうございます!

    天上さんもお忙しいと思いますが、公募原稿頑張ってください!応援しています!
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