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評価のポイントは千差万別

ネットでは、「アイツは下手だ」とか「あんなの誰でも書ける」みたいな言説を、ちょくちょく見かけますね。

しかし、人間の評価は千差万別。落語家の立川談春師匠が、チェック・ポイントという言葉を使われておられました。同じ話を稽古しても、チェックポイントが3つしかないのか、200あるのかで、評価は変わると。

「誤字があるから、コイツの文章は下手だ」とかいう方は、たぶんチェックポイントが3つしかないのでしょう。例えば、落語評論家で著名な安藤鶴夫は、三代目三遊亭金馬の評価が低く、その弟子も金歯を批判しました。しかし、同業者の落語家は、あんな滑舌の素晴らしい人はいないと、高く評価しました。

モーリス・ユトリロを、評論家は写真を見て描いた絵だとバカにしましたが、同じ画家はその表現を高く評価しました。同業者には同業者にしかわからない、何かがあるのでしょうね。

同業者の評価も、
 ・嫉妬からの低い評価
 ・自分の敵にならないから高く評価
 ・単なる好き嫌いでの評価
なんてこともありますので、吟味したいですね。

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