ギフト有難うございます!
なんと・・・連続でギフトを頂き過去最高の15名のサポーターがががが!
それに加え連日☆3を頂いて喜んでおります!
本当に感謝です、有難うございます。
そしてこれからもよろしくお願い致します。
の!お約束閑話でえーす!
---------- 閑話休題:シュー! ----------
「・・・どう?」
「はい、綺麗に膨らんでますね。」
「はぁぁぁ!やっと出来たぁ!」
オーブンをのぞき込むシャリーと料理人は嬉しそうに話す。
「それじゃヨール、クリームの準備、グラはホイップクリームをお願い、私はこっちの・・・。」
シャリーはそう言うと冷凍庫からアイスクリームを取り出す。
「やっと手に入れたバニラビーンズのあいすくりーむ!」
「美味しいですよねソレ。」
「うん、チハルちゃんが『氷魔法はズルい!』って言ってたの笑っちゃったけど。」
シャリーはそう言うとアイスクリームを取り出し緩く混ぜ合わせる。
「焼き色もつきましたね、取り出します?」
「うん、取り出して。」
ヨールはオーブンの蓋を開けシューを取り出す。
「それじゃこっちの天板はかすたーど、そっちはホイップクリームね。」
「はーい、冷やしますねー。」
グラは氷魔法を使いシューの周りを冷やし粗熱を取っていく。
「こっちは何ですか?」
ヨールは瓶を見ながら問いかける。
「あ、それ妖精ちゃんが持ってきてくれたココアだよ。」
「これ混ぜます?」
「うん、うまくいったら別のアレンジも作るから、ホイップクリームは多めでも良いかも。」
天板に乗ったシューを1つ手に取り横に切り込みを入れるシャリー。
「おぉ~綺麗に中空洞!」
「やっと出来ましたねー。」
「何回失敗したことやら、チハルちゃんが『頑張れ!』って気合入れてたの良く分かるわ。」
半分に割ったシューを見ながら呟くシャリーとヨール。
「さ!それじゃ中身入れよう!」
シャリーはそう言うと緩くなったアイスクリームを丁寧に入れて行く、ヨールとグラもそれぞれクリームを入れる。
「良い感じですね。」
「これ入れすぎました!蓋が閉まらない!」
「ん~、逆にそっちの方が可愛いんじゃないかしら?」
はみ出たクリームの上にちょこんと蓋が乗せられたシュークリームを見ながらシャリーは言う。
「そう言われれば・・・そうですね。」
「ホイップクリームも多めに入れてみますねー。」
グラはそう言うとモリモリにホイップクリームを入れ上に蓋を軽く置く。
「かわいい!」
「うん!かわいい!」
「いいですね!」
「うんうん、初めて出来たシュークリーム!良い感じ!」
3人はキャッキャと喜びながらシュークリームを作り上げる。
「グラ、こっちのアイスクリームシューも凍らせてくれる?」
「はーい。」
「それじゃ試食しますか?」
「うーん・・・。」
「食べないんですか?」
「いやぁ、それぞれ味見してるから中身は美味しいの分かってるし、シューも美味しいの分かってるから。」
「そうですね。」
「最初に味見してもらいたい人が居るんだよね。」
「チハル王女殿下ですか?」
「いや・・・アイトネ様。」
『呼んだー!?』
「うわぁ!!!!」
「女神様!」
「女神様ぁ!?」
急に現れるアイトネに3人は驚く。
『わぁ!美味しそう!』
「いらっしゃいませアイトネ様、初めて出来たシュークリームなんですけれど、味見されませんか?」
『するわ♪・・・あら、シャリーちゃん。』
「はい?」
『おめでとう♪』
「へ?」
『それじゃみんなで試食しましょ!私だけ食べるより皆で食べた方が美味しいわよ♪』
「そうですね、それじゃヨール、グラ、そっちのテーブルに運んでくれる?私お茶入れるわ。」
ヨールとグラは可愛いお皿にシュークリームを並べテーブルに運ぶ、アイトネはニッコニコで椅子に座る。
「はいアイトネ様、紅茶で宜しかったです?」
『ありがとう♪』
「女神様にお礼言われてる・・・シャリーさん凄い。」
ヨールは小皿を並べながら呟く。
「それじゃ・・・いただきましょう!」
『いただきまーす♪』
「「いただきまーす!」」
4人は同時にシュークリームを口に入れる。
「美味しい♪」
『本当!美味しいわ♪』
「んー!最高です!」
「良い出来!チハルちゃんにも食べてもらわないと♪」
皆は笑顔でシュークリームを頬張る、そしてシャリーがふと思い出す。
「アイトネ様、おめでとうって何ですか?」
アイトネの言葉を思い出し問いかけるシャリー。
『・・・ん、えっとぉ~・・・シューが上手に出来ておめでとう?』
「・・・なんで疑問なんですか?」
『えっとぉ、まぁ気にする事じゃ無いから?』
「気になりますよぉ。」
『ほら、次こっち食べましょ♪』
アイトネはホイップクリームシューを手に取る。
「ま、いっかぁ。」
シャリーはそう言うとホイップのシューを頬張る。
「「「『おいしー!』」」」
そしてまた聖女が1人増えたがそれが知られるのはまだまだ先の話だった。