• 異世界ファンタジー

ギフト有難うございますの閑話その5!

ギフト有難う御座います!
5日前に閑話書きましたが、沢山ギフト頂いだので頑張ります!wwww

ではいつものお礼閑話ですー╰(*°▽°*)╯



---------- 閑話休題:カジノ! ----------

「みたまーアレってロイロじゃない?」
「ロイロだにゃ。」
 彩葉と三珠は王都を散歩しながらロイロを見つけた。

「何してるのかしら?」
「行ってみるにゃ?」
「そうね。」
 三珠は彩葉を乗せたままテクテク王都を歩く、すれ違う者、露店の店主は2人を見ると微笑み手を振る。

「ん?イロハ、ミタマどうしたんじゃ?」
「散歩中♪」
「散歩と言う名の買い食いにゃ、それにイロハは吾輩に乗って歩いてないにゃ、もう食べれないにゃぁ。」
「はっはっは、それで何か用か?」
「ん、見かけたから来ただけよ?何してるの?」
「あー・・・まぁギルドの仕事じゃな。」
 ロイロは少し言い難そうに答える。

「仕事?」
「仕事にゃ?」
「うむ、仕事半分遊び半分じゃなぁ。」
「遊びなの?」
「うむ、ココにカジノを作ったんじゃ。」
「へぇ~、トランプとか?」
「色々あるぞ、少し遊んでみるか?」
「遊ぶわ!」
 彩葉はそう言うと手を上げる。

「吾輩は別に良いにゃ・・・。」
「ちょっとだけ行きましょうよミタマ。」
「ちょっとだけにゃよ。」
「金はあるか?」
「有るわよー。」
 彩葉は魔道具になっている巾着袋を見せる。

「金貨100枚くらい入ってるにゃ。」
「賭け事じゃからな、全部使ったらダメじゃぞ。」
「はーい!」
「はいにゃー。」
 ロイロは屋敷の中に入り2人を案内する。

「この先じゃ。」
 大きな扉の前には受付が有り、休憩所の様にもなっている、横のカウンターではお酒も取り扱っているのかバーテンダーの様な男も立っている。

「ココじゃ。」
「わぁ~。」
「すごいにゃー。」
 煌びやかなシャンデリアに照らされ室内は明るく人も多い。

「色々なゲームがあるからのぅ、セルフィン!」
 そう言うとロイロは男を1人呼び付ける。

「ロイロ様どうされましたか?」
「この2人が遊びたいそうじゃ、案内してくれ。」
「はい、了解致しました、イロハ様ミタマ様どうぞ。」
「私の名前を知ってるの?」
「知ってるにゃ?」
「はい、王都で御二人の名前を知らない方が少ないかと。」
 暇が有れば王都で遊んでいる2人は何気に有名だった、それもそのはず、喋る人形と喋る猫、そしてその飼い主は聖女で王女殿下なのだから。

「何から遊ばれますか?」
 掛け金をカジノチップに変え歩く3人

「何があるか分からないわー。」
「トランプですとこちら側、ポーカーやブラックジャック等色々御座います。」
「ぽーかーならわかるわ、レナ達がやってたもの。」
「吾輩も見てたからルールはわかるにゃ。」
「それではこちらへ。」
 セルフィンはそう言うとテーブルの椅子に2人を乗せる。

「やぁ可愛いお嬢さん、お相手よろしくお願いします。」
 カウンターの奥に居るディーラーは微笑む。

「それでは掛け金を。」
 ディーラーに言われ彩葉はチップを置く、そしてカードが配られる。

「へぇ~可愛い絵柄。」
「これユラが書いた絵にゃ。」
 2人はカードを見ながら呟く。

「にゃんにゃん。」
 三珠は可愛く泣きながら手招きする。

「どれ捨てる?」
「これとこれにゃ。」
 三珠はカードをぺちぺちと叩くと彩葉はカードを捨てる、そしてカードを受け取る。

「・・・すてる?」
「これで良いにゃ?」
「そうする?」
「うにゃ。」
 簡単な会話をしながら他の客の流れを見る2人そして。

「それでは・・・。」
 ディーラーに言われ彩葉はカードを見せる。

「・・・ろ・・・ロイヤルストレートフラッシュ!?」
「何倍かしら?」
「1000倍で御座います。」
 ニッコリ微笑むセルフィン。

「そ、それではこちらを。」
 1000倍に増えたチップをトレーに乗せる。

「もう一度されますか?」
「他もやりたーい。」
「なにするにゃー?」
「あれ楽しそう!」
 彩葉はボールを転がし数字の枠を当てるルーレットを指差す。

「それではあちらへ。」
 セルフィンに連れられ2人はまた椅子に座ると彩葉が数字の上にチップを置く、そして。

「にゃんにゃん♪」
 クイックイッっと三珠は手招きする。

「25です!」
「やったぁ!当たった~♪」
「良かったにゃ~♪」
 次々と単発を当てる2人、そして色々なゲームをするが全て勝ち続けた。

「イロハ、ミタマ、楽しんだか?」
「ロイロ!面白かったわ!」
「楽しかったにゃー。」
「そうか、この金はどうするんじゃ?」
「ん、要らないわー楽しめたし♪」
「猫に小判にゃ~。」
「そうか、それでは儂が預かっておこう、遊びたくなったらまた来るじゃろ?」
「うん!ミタマかえりましょ♪」
「帰って日向ぼっこするにゃ~。」
 三珠はそう言うと体が大きくなり地面を蹴る、そして空中で何度か跳ねると王宮へ帰って行った。

「ロイロ様、あの2人は何かインチキを?」
「いや、運じゃ。」
「運であそこまで勝てる物ですか?」
「ミタマはのぅ、招き猫らしいんじゃ。」
「マネキネコ?」
「うむ、運を寄せる事が出来る能力じゃな。」
「・・・勝てるはずですね。」
「うむ、欲が無いからのぅ。」
「欲が有るとどうなるのですか?」
「ミタマの運寄せは自分に害がある運は寄せぬのじゃ、欲まみれで金を稼ぐと身の破滅になる、そう言う運は寄せぬのじゃ。」
 そう言うとロイロは微笑みカジノに入って行った。



コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する