こんにちは、志々尾美里です。
いつも拙作「Head or Tail~Akashic Tennis Players~」をお読み頂きありがとうございます。
昨年2021年8月1日から投稿を始めた本作ですが、お陰様で1年を迎えることが出来ました。なんと一度も休まずに週1更新を続けられて、やったー!と思っていたのですが、よく投稿日を見ると第2話だけは11日後だったので、厳密にはまだでしたと先ほど気付きました……。
1年週1で休まず更新できました!!!!(パワープレー
いやー、すごいね!頑張ったね!ぶっちゃけ何度「今週はお休み貰おうかな……」と考えたことか!正直一番調子良かったのはミックス団体戦を書いていた1月頃だったのですが、『ノベルアッププラス』というサイトさんでうっかり短編企画に参加してしまい、誰からも頼まれていないのに参加作品50作+αの全感想なんかやったせいで、せっかくできた余裕をパーにしてしまいました。
お陰様で書き溜めゼロ、毎週締め切りに追い立てられながらどうにかやってきました。7月に至っては、本編がそろそろ海外の大きな試合に向けて動き始めていたのに、事前の下調べがほとんど間に合っておらず、1周年を目前にして休載無しを諦めるかどうかの瀬戸際まできていた始末。変に引き延ばししたりせず、本編に必要な話をどうにか膨らませることができたので、人間追い詰められると大抵のことはなんとかなるものだと学びました。
進行に余裕が欲しいです、切に……。
ちょっと真面目な話(?)をすると、物語の舞台が遂に海外となり、大枠についても徐々に明らかになりつつありまして。最新話(50話付近)までお読み頂いていると分かるのですが、一見すると青春テニスモノっぽく始まった本作は実のところテニス、あるいはスポーツの在り方みたいなものをテーマにしています。
あまりこういう所で説明するのもあれなのでこれ以上は割愛しますが、要するにテーマに対してかなり下調べが追いついていないという情けない事情がありまして。全部空想で書くのも悪くないかなと思ったりもしますが、荒唐無稽なフィクション要素と、カッコつけて言えば地に足の着いた現実と地続きのノンフィクション要素を良い感じに組み合わせたいというのが私の目指すこのお話の理想像です。
つまり、回りくどくなってしまいましたが、今後はもしかすると軽率にお休みを頂き、物語に必要な下調べをしっかりしたりするお時間をとる可能性が出てきます。基本的にはしっかり週1更新を継続するのが当面の目標ではあるんですけど、こんな長い話にお付き合い頂く読者の皆様に対して、締め切りに合わせて慌てて取り繕った話をお見せするのは大変失礼かと感じています。
現在までは割と自由に描けておりましたが、今後は徐々に広げた風呂敷を畳んでいく必要があるので、ちょっとでも綺麗に、読者の皆さんが楽しめるよう作品のクオリティを落とさないために、これまでよりも少し余裕を持って作品を書いて行きたいのです。今のペースで行くとやや行き当たりばったりになってしまいそうで、それだとせっかくお付き合い頂いている読者の皆様をがっかりさせるのではと心配に思っています。
締め切りは守る。
クオリティは下げない。
両方やらなきゃならないのが……っていう私の好きなアレなのですが、覚悟はできているつもりでも実力が追いついていない現実からも目を背けるわけにいきません。なので、お盆ということもあり、来週か、もしくは再来週は更新をお休みすると思います。たぶん、再来週……?それは改めてこちらでご連絡いたします。
この物語は必ず、命に代えても完結させます。
ですからどうか、ほんの少しの私のワガママをご容赦頂ければ幸いです。
1年、週1更新を休まず続けられたのは、まずなによりも読者の皆様の支えあってのことです。これはもう本当に、自分が書き手になって初めて痛感した正直な気持ちです。WEB小説の流行りとは大きくかけ離れた、小説とは相性の悪いと言われるスポーツジャンル、そんな拙作を皆さんの貴重なお時間を頂いて読んで頂けているという事実が、日々家事やら仕事やらをこなしながらどうにか書き続けることのできた原動力です。いつかこの作品を読み終えた皆さんが「あぁ、面白かった」と思って頂けるよう、全身全霊を懸けて執筆に邁進いたします。どうかもうしばらく、拙作にお付き合い頂きますよう、心からお願い申し上げます。
8月を迎え、夏の暑さも日々厳しさを増しておりますが、読者の皆様におかれましては、どうかお身体に気を付けて健やかにお過ごしください。乱筆乱文、失礼致しました。
志々尾美里