皆さま、年の瀬を如何お過ごしでしょうか。
私はお気に入りの小説を読みつつ良いところでお預けを食らい、
ひとしきり更新ボタンを連打しながらようやく気分が落ち着いた所です。
今年の八月に「Head or Tail~Akashic Tennis Players~」を投稿し始め、
早いもので4カ月が経ちました。週に1度の更新を22回続けてこられたのは、
ひとえに応援して下さる皆様のお陰であると心より感謝申し上げます。
ほんと、これは真面目にそう思っているのです。
よく他の誰かが挨拶で述べるこの口上を、私は性格がひん曲がっているので
「とかいって一番頑張ったのはアナタでしょ、謙遜しなさんな」とかなんとか
思っていたりもしたのですが、いざ自分が創作主(を自称するのはまだ恥ずかしいのですが)として挨拶する立場になった途端、あぁ、これまで聞いていたあのセリフは本心からだったんだな、と痛感しています。
拙作を楽しんで頂いている方にこういう舞台裏話をするのは個人的には少々憚られるのですが、この作品は私の中で長年燻っていた割に、外に出してみると想像以上に作り込みが甘く、いかに自分が「作品を妄想するだけだった」のかを日々感じています。
しかしながら、どうしてもこの作品を外に出したいという気持ちが年を追うごとに強くなり、夏に意を決して投稿し始め、毎週毎週「次どうしよう、どうしよう」と焦りを覚えつつもなんとか1週も落とすことなく投稿を続けていられるのは、私自身の頑張り以上に皆様からの応援のお言葉でした。
物語はまだまだ序盤で、表現も拙く、結局オマエは何をこの作品で表現したいんだと自分で自分を批判してばかりではありますが、少なくとも夏から初めて新しい年を迎える直前まで頑張ってこられたのは紛れもない事実であり、それを成し遂げられたのは読んで下さる皆様のお陰です。
来年、どこでどう躓くかは分からなくて不安でいっぱいではありますが、少なくとも現時点では「絶対に毎週投稿して必ず完結させてやる」と大見栄を切って宣言出来るくらいの覚悟は出来ております。
なので皆様、このへっぽこな素人物書きもどきの紡ぐ最初の作品に、どうか来年もお付き合い頂けますよう心からお願い申し上げます。
来年も読者の皆様が健やかに、幸せな一年を過ごせるよう心からお祈り致します。
今年一年、有難う御座いました。また来年も宜しくお願い致します。
志々尾美里