【第110話 戻らぬ日々】
https://kakuyomu.jp/works/16817330659272697101/episodes/16818093081484645228こんばんは、iviです。
第110話 戻らぬ日々 を投稿いたしました。
学舎で過ごす最後の夜に
セロは懐かしい夢を見ていました。
それは、彼が三年生になった春。
初めて後輩を任せられたときの夢でした。
『このまま単独班でよかったのに……。』
これまでにないほど不安を顕にするセロを
ケリーとエダナが懸命に励まします。
しかし、セロの顔は曇るばかり。
弱気な友達に苛ついていたケリーが
ふと、あることに気が付きます。
「ああ、そうか……それが嫌なんだな?」
ケリーが訊ねると、セロは深いため息をつくのでした。
セロが後輩を持つことを拒む理由。
話について来られなかったエダナのために
ケリーは"あのとき"の思い出を語るのでした。