第33話 投稿いたしました。
【第33話 似たもの同士】
https://kakuyomu.jp/works/16817330659272697101/episodes/16817330665532215979こんばんは、iviです。
第33話 似たもの同士 を投稿いたしました。
丸馬場からヴェルーカを連れ出したケリーとセロは
厩舎裏の野原までやって来ました。
最初は鼻息を荒くしていたヴェルーカも、
ケリーと一緒に見慣れた場所へ来たからか
ようやく落ち着き始めます。
一方、セロの心は穏やかではありませんでした。
彼は、なぜ丸馬場にいた騎士に対して攻撃的に
なってしまったのか、理解できずにいました。
自分でも理解できない自分。
今まで気にもしていなかった自身の二面性に
セロは嫌悪感を顕にします。
そのとき。
視線を感じたセロが顔を向けると
そこには、こちらを見つめるヴェルーカが。
『馬は人の気持ちがわかるんだよ。』
かつて耳にした言葉の通り、
ヴェルーカはセロの心に寄り添おうとします。
それぞれに傷ついてきた、セロとヴェルーカ。
彼らはお互いに歩み寄ることができるでしょうか。