こんにちは、三日連続近況ノートのbirdeaterです。
先日、魔術の発動方法については~みたいな終わり方だったので、まずはそちらを。
先日話した通り、ファンタジーなりのリアリティを考えた結果、魔術にもそれなりの理屈があったほうがいいかなと思い、未発表の前作「かわりゆ」の設定を応用しながら生み出しました。
魔術の発動に於いては二つの仮定があって、まずは「心がエネルギーを持つこと」です。作中で言及された「他のどれにも分類されないエネルギー=イマジナリーエネルギー」の存在が非常に重要です。
もう一つの仮定は、「境界世界を利用したエネルギーの運搬」です。エネルギー保存の法則は、我々の三次元空間で直接作用しているわけではない、という設定。舞台となった世界は「表世界」で、対称となる「裏世界」が存在します。どちらも並行世界論的な意味で「四次元」なわけですが、その境界面、すなわち断面は三次元になります。その境界にある無限大に広がる亜三次元空間が、境界世界。境界世界は世界を超越したエネルギーの溜まり場になっており、そこを介してエネルギー保存は成り立っているわけです。つまり厳密には、「エネルギー保存は並行世界を含めた全世界を対象として成立している」ことになりますね。
境界世界を経由することで、それはまるで空間を超えてワープしたように見える。穴を掘って別の場所から出てくるように、境界世界に入って再び現出させる。これが、空間を超えたエネルギーの伝播技術、即ち魔術の本質です。
魔術師はそれぞれ境界世界とコネクトするためのデバイスを体内に埋め込まれています。それから、詠唱として「座標の設定」や「表出形式」を設定することで、好きなエネルギーを他のエネルギーに変換し、距離を無視して現出させることができるのです。
以上が簡単な魔術の設定です。表世界と境界世界の相互作用がカギを握っています。それでは、裏世界とは何者なのか?それについて話すのは、きっと相当後のことになると思います...。
さて、加えて今度はもう一人の主人公について話しましょう。
今作もう一人の主人公「加々野未紅」は、ルディアと同い年の家出少女です。最初の段階でルディアの相棒は「彼女と同い年で、対照的な人がいい」と決めていました。インテリ系で冷静なルディア。天真爛漫でワイルド、ちょっとだけ血の気が多い未紅。双方ともに思春期真っ盛りの年齢。この設定が強く気に入って、ダブル主人公はすんなり決定しました。
しかし、そんな二人にも共通点があります。それについては、のちのち。
未紅の名前についてはモデルがありますし、容姿についてもモデルが存在します。シャツを捲り上げて胸下で結んだ、お腹開放系の衣装は、かなりインパクトがあったのではないでしょうか。本人曰く「暑い」との理由でそうしているらしいですが、なかなか露出度の高いこと...。
モデルについては、存在する、とだけ言っておきましょうか。具体名まで出すのは、個人的に恥ずかしいので...。
今回はこんな感じで。また気が向いたら書きます。
birdeater(22/10/20)