明日の日本時間23時5分発走になります。
フランスはロンシャン競馬場で行われる世界最高峰の格と伝統がある大レースです。
歴代最強馬の呼び声高いフランケル級の怪物。現在の芝のレーティング世界一位である、10戦10勝、無敗の『バーイード』が出走しない事に決めたので、日本馬にも少なからずチャンスはあるかも知れません。
日本競馬における凱旋門賞制覇の夢の始まりは、1969年のスピードシンボリからになり、去年までに29頭が出走し、過去最高成績は2着が4回です。
エルコンドルパサーもディープインパクトもオルフェーヴルさえも優勝出来ておりません。
それどころか、2014年以降の日本馬は掲示板(5着以内)にすら入れておりません。
そんな凱旋門賞ですが、今年は日本から過去最高頭数の4頭が出走します。
日本馬の大将格は今年度、天皇賞春と宝塚記念を連勝した日本現役最強馬タイトルホルダーでしょうね。
豊富なスタミナから逃げ先行押し切りが出来るので、中距離競馬でもスピード不足にならず、展開に左右されない所が強みだと思います。
ただ、個人的には良馬場ではないとキツイと思います。
次に有力なのがレジェンド騎手である武豊騎乗の、今年のダービー馬であるドウジュース。
ドウジュースのオーナーである松島オーナーと武豊騎手は20年以上前からの友人になります。
武騎手の凱旋門賞を勝ちたいと言う長年の夢を叶えてあげたい。との事で松島オーナーは馬主になり、凱旋門賞に挑戦可能な馬がデテキタ際は、武騎手騎乗で凱旋門賞制覇。が松島オーナーの夢になります。
2人の夢が叶うのか注目ですね。
そして3頭目は昨年も凱旋門賞に出走したディープボンド。
個人的には和田騎手とのコンビで観たかたったですが、今回は現時点でのリーディングジョッキーである川田騎手が騎乗します。
昨年もレースを経験してるのは強みかと思います。
父父ディープインパクト、父キズナと3代に渡って凱旋門賞挑戦になります。昨年の雪辱を晴らして欲しいですね。
最後は海外競馬レースを幾度も経験してるステイフーリッシュ。
日本競馬の重賞レースですと典型的な善戦マンで、2〜5着が多く勝ちきれないレースが続いてました。
今年に入りサウジアラビア、ドバイの長距離レースを連勝、フランス入りしてからG2を2着と凱旋門賞に向けて順調に進めて来ました。
紹介した4頭の日本馬には期待したいですが、1番の敵は天気かも知れません。
雨が降り馬場状態が悪くなると、日本馬には厳しいレースになると思います。
欧州競馬の格言で雨が降ったらドイツ馬(ドイツ色の強い血統)を買え。ってのがあります。昨年も雨で馬場状態が悪かったなか優勝したのは人気薄だったドイツ馬ですからね。昨年の優勝馬トルカータータッソは今年も出ますので強敵ですね。
個人的に現状ではヴァデニを推しますが、日本勢も無事に走り切って良いレースを期待しております!