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腐った妊婦、出産しました。悶絶の帝王切開レポ

どうもべつです。
2018年11月に息子を一人産んできました。

逆子のため帝王切開でパッカーんと一発かましてきました。

三十数年間、健康第一に育った私には初めての手術。

一言で言うと、すんげー辛かったっす。

ではここから簡単に帝王切開レポです。

陣痛が無い代わりに帝王切開は術後が辛いです。腹切るから当然だよね。

手術室に入ると脊髄から太っとい注射をされて下半身のみの局部麻酔。
そのため意識はバッチリあります。

麻酔が効くまで先生達と談笑するくらい超余裕。

手術室を見上げると医療ドラマでよくあるライトが二つ、わたしの下半身を煌々と照らしています。

ただサブライトが明らかに古い型のライトでよくみると素材がアルミっぽい感じでなんと自分の切られている腹がうっすら見えちゃってたのです。

(あ〜切られてるよ私の腹〜めっちゃ血出てる〜)

触っている感触はあるのに痛みのみ感じない麻酔。

それでもまだ余裕で先生達と雑談しながら手術は淡々と進んでいきます。

子宮はどこかな〜と言いながら開いた腹の中をグリグリと弄られ、持ち上げられた子宮をパックリ切った様子で

「きれいな逆子だね〜」

と言った瞬間に赤ちゃんの泣き声が手術室に響き渡りました。

我が子の誕生です。

息子が腹から出された瞬間、お腹が軽くなるのがわかり、同時に腹に力が入らない状態になって声が張れない。

そして麻酔が上半身に上がって来たような感覚に襲われて頭がズキンズキンと脈を打つように痛くなり意識がぼんやりして来たのです。

「おめでとうございます。間違いなく男の子ですよ」

ぼんやりした意識のせいで感動が薄れてゆく現実。

泣く我が子に触れようと手を伸ばすも

「それでは処置に入りますね〜」

っと看護師さんにより息子はすぐさま押収されていき手術自体は15分程度で終了。
1時間でまた寝ていたベッドに戻されるあっという間の流れ作業。

そしてそこからが地獄が始まった。

麻酔もおそらく体の負担が少ないようにすぐ切れるようになっているっぽくて、赤ちゃん出して腹を縫われている頃からだんだん

あれ、これ、麻酔、切れてね?
あれ、なんか痛い、え、いてぇよこれ。
ん、いや、痛いな、うん、痛いってこれ。

でも意識が朦朧として伝えるのも億劫すぎる。

部屋に戻るとすぐさま母体の処置も始まる。

麻酔で動かない両足には血を循環させるためのポンプで固定され、

尿道にも管が通させて垂れ流し状態。
(透明なパックにおしっこが溜まっていく)
手首には次から次へと点滴投与。

痛い、腹が痛い。
切られた外側と切られた内側が痛い。
人生で一番重い生理痛と切り傷の細い痛みが全身を駆け巡る。
しゃべるのもしんどい。
咳払いなんてしようものなら失神寸前の痛さ。

実父母、義父母、夫、看護師、たくさんのおめでとうに返す余裕のない脂汗がに滲む顔面。
なんならうるせえよレベル。

そして胎盤を摘出されると女性ホルモンが皆無になるらしく、超情緒不安定になる。

私の場合、とりあえず泣く。

みんなが帰宅すると、痛くて辛くてどうしようもなく泣く。
泣いてもしょうがないのにとわかっているのに泣く。
不安ではなく、ただただ今がつらくて泣く。

という塩梅でベッドの柵にしがみつきながら一晩中泣いていた。

我慢強い私がナースコール連発。

痛み止めのためケツに座薬をぶっこまれても効かず、追加で筋肉注射。

「座薬なんて恥ずかしいっ」とか思っていた前日は消え去る。
数時間で切れるとまた座薬を発注、効かねぇっつっってんだろ!と追加で筋肉注射を発注。

息をするだけでも痛いのに、床ずれ防止のため3時間おきに看護師さんに強制的に寝返りをさせられる。
これがクソいてぇのなんのって。
このときだけは天使の看護師さんに殺意を覚える。

手術翌日から我が子と同部屋で赤ちゃんのお世話が始まる。
シャバに出て2日目の新生児によるか弱いキックが腹部に当たるだけで悶絶。
呼吸の仕方を忘れる。

我が子は死ぬほど可愛いが、その前に自分が死にそうになる。


そしてさらに次の日、歩行訓練ではまるで老婆のように背中を丸めてなんとか歩けるようになる。
そこからは一日ごとに体力が回復。

はじめは笑い声、咳払い、くしゃみだけで悶絶が一晩寝るたびにみるみる回復していく。

5日目になるとダメージを残しつつもようやく普通の人間に戻れる。

ここからは経験者しかわからないが新生児との母乳戦争が始まり乳首が流血し、戦死する。

下腹部の痛みの次に乳首の激痛に泣く。

だけど我が子は死ぬほど可愛い。

命の神秘、術後のダメージ、育児による不安と寝不足で常に情緒不安定。

やはり泣く。
嬉しくても、辛くても、不安でも泣く。

私の場合この号泣は退院後3週間は続いた。

そして世の中の母親は偉大だと100回くらい痛感する。

とこんな感じですが、これは何の異常もないごく一般的な帝王切開の様子です。

カーチャンってやっぱすげーよ。

間もなく息子が2カ月になり少しずつ落ち着きようやく近況ノートが書けました。

母となり連載中のレンタルチルドレンボチボチ再開です。

ノロマな執筆ですがお付き合いいただければ幸いです。

2件のコメント

  • ご無沙汰しておりました💦お疲れ様です。
    帝王切開ではなかったのでこのようなレポートは擬似体験してるかのような。これだけでもエッセイ一つできる感じですね。
    わたしも子供の寝てる時にBL読んだら書いたり…笑笑
    息抜きにまた書いてくださいね。
  • ホシノさーん!コメントありがとうございます^_^お久しぶりですぅ。
    ツイッターも全くタイムラインが追えず今も息子の夜泣き&授乳タイムに付き合っております(´∀`*)
    初の入院手術が出産なのでめでたいことなんですが、いやはや大変でしたー。
    もうカーチャン偉大過ぎますって笑
    ノロマな執筆ですがじわじわ書き始めようと思います^_^
    お互い育児ファイトですー!!
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