いつもお世話になっております。
恋愛コンテスト並びにあの街のコンテストが終わり5日が経ちました。
今回読み専だというのに反省が沢山ありました。主に精神的な面ですね。
恋愛漫画は読めるけど小説は別物。更には商業用に万人受けに作られた物ではない色濃いモノ(色恋ものとかけています)となれば、まともにいられるのか不安でした。しかし私はそれでも勉学の為に挑むこととしました。まずはビーズログ文庫作品を大きな本屋で流し読みを行いレーベルをある程度予想して挑みました。
以前、漫画原作コンの時にランキングの後ろから読んでいくというパワー型ローラー作戦を行った読み専の方にならって私も後退して行きました。
「……作品数が500以下!?少ないな!」
と、言うのが最初の感想でした。どうやら最終的には540作品程投稿されたようですが、今までのコンテストの中ではだいぶ作品数は少なかったというのが最初から分かりました。気を取り直して読もうと構えた時だった……
「一話……完結だと!?」
8万文字規定の応募作品の後方群に1話完結の文字を見つけた。
「ははは……まさか、8万文字と8千文字を読み間違えちゃったのかな?お茶目さんめ……いや違う!?この作品の文字数2千文字じゃん!?読み間違いどころじゃないじゃん!」
そう、規定文字数を遥かに下回る作品が完結済みで投稿されていたのだ。いやいや、漫画原作コンでワンチャン狙いの未改稿作品をそのまま投稿もひどかったけどこれはダメでしょ!ワンチャンじゃないよ!ノーチャンだよこれは!
しかも、しかもだ!もっと恐ろしいのはそんな所ではない……
400位以下の作品がそんなものが多発していたのだ。
気を更に取り戻し、まともな文字数のある作品を読み始める。だが、ここにも過酷な試練が待ち受けていた。
「……これ、異世界チートハーレムものじゃん!悪役令嬢転生とかでもないじゃん!なろうじゃん!」
そう、私の心はビーズログ文庫のように心をキュンキュンさせる乙女心を会得する為に海に突っ込んでいったのに、まさかのカテゴリー&レーベル完全エラー作品の続出であった。
「魔法と男がハーレムを作る話を見に来たんじゃないんだよ!恋愛模様見て胸をキュンキュンさせに来たんだよ!可愛い女の子見て萌え萌えしに来たんじゃないだよああああああああああ!?!?!?!!?」
久々に、読んでいた作品を途中離脱しました。しかも二作品もです。カクヨムにきて久々の屈辱です。
気を取り直して、妖怪新着漁りへジョブチェンジする。現在進行で頑張ってる人ならきっとまともなはず……
そう思って、面白そうな作品に出合いようやくまともに読み終わり思いました。
「面白いけど……これ絶対コンテストに受からない作品だわ……」
私の考えですが、ビーズログ文庫って主に女性をターゲットにした場所だと思っています。そのコンテストに、確実に女性受けしなさそうな濃い(恋とかけてません)男性向けの内容も何件もありました。なので今回★3付けた作品も、レーベルと全くあっていないだろ作品が結構ありました。
私はそこで心折れました。
もちろんちゃんと恋愛ものを書いている人もいました。だけど、ワンチャンしか狙っていない人達の貪欲だが考え無しの臭気に私は疲れてしまいました。もっとちゃんと恋愛について考え、語っている人の作品を読みたいと思うようになり、疲れ果ててしまいました。
「……」
絶望に打ちひしがれる中、何故自分が物語が好きなのかを考え時に自ずと答えが出てきました。
「最後まで……読まなきゃ」
レーベルだとかカテゴリーだとか、ましてや恋愛なんて形のないものは人それぞれ考え方が違うものなんだと思います。
私は何故人の書いた作品を読みたいと思っているのか。
それは人が何を考えているのか知りたいからです。
そして、人が導き出した多岐にわたった答えの中の一つを導き出すその瞬間を見たいからです。
だから、私はカクヨムに来たんだ。
そこから私は、少しづつ読み進めた。仕事の合間を縫って読んでいった。
そして、恋愛コンテストは静かに幕を下ろしていったのであった。
本当にお疲れ様でした。
読めなかった人は本当にごめんなさい。
本当に自分とはなんだと考える場面が出てくるほど悩みましたが、時々来るお礼のコメントと何気にレビューが増えていくことに精神が保てていました。私自身凝り固まっていたのかもしれません。
何か乙女心よりも、違う物を学んだ気がします。この経験と感覚を忘れないようにしないといけません。
それでは今回は以上になります。
参加者の皆さん、本当にお疲れ様でした。
疲れたああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!