“本題だけだと酸素欠乏症と思われそうなので前書きというか予防線というか”
つい先日、フォローしている書き手さんの新作がアップされました。今現在僕の「フォローしている小説」で一番上にある作品です。
分類するなら「完結した長編の番外編」ということになるんでしょうが、これがまた「いい意味でツッコミ所ばっかり」な作品で。
自分の中の「内心でツッコミ入れるだけじゃなく形にしたい欲求」(なんじゃそら)をこれほど強く刺激されたのはいったい何年ぶりだろうか……という程の衝撃(と笑撃)を受けた訳です。大好き。いやマジで。
ただ、ツッコミ入れるにしても、文字だけだと表情も声色もわからないから、文句との区別が付きづらい危険があるんですよね。だからって地の文みたいなの入れるのも違うし。
ですので、ツッコミは基本的に笑いながらもしくはオーバーアクションで入れている、と無粋な断りを入れさせてください。
さー、断り入れたところで、ページ開いてくれた人おいてきぼりな自己満100%のツッコミタイム始めるかー(ほんとごめんなさい)
>タイトルおよび紹介文
「○○しないと出られない部屋」かい! 懐かしいな! つーか鍋か! 鍋なのか! ゴールデンカムイのラッコ鍋みたいなやつだったらどーしよ……。でもちょっと期待(すんな)
つーかここだけで既にツッコミ過多だな!
>晋の宰相、正卿である趙盾が宣言するように言った(略)
趙盾、士会、郤缺、荀林父(名前の出た順)って! いやすげえテンション上がる面子だけども! 荀林父が今から可哀想!
>ナニコレ。
こっちが言いたい!! 何この不思議時空(懐)!
>荀林父も慌てて追いかける。そうして気づく。趙盾の真正面である。
お、おう……(目そらし)
>我が晋には不要。持ち帰る必要はないな
趙盾はこたつ堕ちせずか。残念々々。こたつむりになる趙盾とか絶対笑える。
>士会は極めて察しがよく、この部屋は創作の小ネタによく使われる異空間であり、その場限りのことであるとわかっていた。
察しがいいとかいうレベルじゃねーよ! もうこれ超能力者だよ! まあでも士会だしな!(思考放棄し始めた模様)
>(略)入れる具材の順番というものは決まっているもの、それをおろそかにしてはなりません。(略)
鍋奉行! 鍋奉行・郤缺来た! やべえこの字面だけでもう笑える。
>とりあえず煮詰めた具材を腹に流し込めば終わるのである。
士会としては「食い終われば出られるんだからさっさと食って出るぞ」くらいの感覚なんだろうと思いたいけど、「飯なんて腹に入ればいい」「酒なんて酔えればいい」な人らが重なって見えて辛み……。
個人的に見たくないもの:「どうせ酔っ払えば全部同じ」とストゼロに手を出す士会(誰も解ってくれなそう)
>趙盾が少し不思議そうに言う。荀林父はともかく、士会ほどのものが思い浮かばないのか、という顔であった。
まるごと同意。まあ完璧超人・士会といえどもにんげんだもの、うっかりミスくらいする……よな。うん。
>郤缺が柔らかい笑みで返したが、侮蔑の空気がありありと伝わってきた。
鍋奉行! 鍋奉行・郤缺来た!(二度目) こいつ天才だけど鍋のことなんにも解っちゃいねえな、ってことですね。
なんじゃろこの無駄な格好良さ。
>邪魔がすっかり入らなくなった郤缺は楽しそうに語りながら手早く進めていく。
鍋(以下略)
なんかね、若い頃に見た、青銅一軍五人が部屋で飲み食いしながらダベるだけという聖○士○矢の同人誌を思い出しました(昔を懐かしむ顔)
>郤缺は癒やし系荀林父推しの男である。完全に趣味に走ったらしい。
いっそ潔いな! まあ荀林父に走りたくなる(誤解を招く表現やめ)気持ちは解るけど!
本編ではリスとか何とか言われてる荀林父だけど、個人的には人間大好きなわんこのイメージ。いずれにせよ癒し。
>最初にギブアップしたのは郤缺であった。
>そろそろ底も見え始めた頃、士会と荀林父が同時に果てた。
>黙々と食べ続ける趙盾
あれ……? この順番、すごく心当たりあるんだけど……。なんなら数日前にも先方の近況ノートでコメしたし……。
ところで、「士会と荀林父が同時に果てた」って、なんか卑わi
【黙れ】
>以下、余談である。
やっぱりそうだった……。鍋は晋のメタファー、か。
史実でこの四人の仲がどうだったのかは判らないけど(邲の戦の時には二人いないし)、フィクションでこんな仲いい()姿見てるとやっぱり愛着も湧く訳で、子孫の代を思うと切なくなっちゃうね。
最後はしんみりしちゃったけど、あー楽しかった!(ぴろきおじさん並の〆)