皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日11月23日(祝)は京急川崎駅でクラフトビールフェスが開かれるんですが、仕事の関係で休めず「ちくしょーめー!」と某総統閣下のように叫んでる自称ビールラブ勢、吾妻藤四郎です。
昨日の朝、出勤前ギリギリで二の二修正終了! 投下だ! ……と思ったらまだ終わってなかったことに職場で気付いてorz
それはともかく、リクエストに応えて修正前の作品紹介文貼っときますねー
弟子、師に問うて曰く、「剣侠とは何ぞや」と。
師、答えて曰く、「剣を以て侠を為す者である」と。
弟子、重ねて問うて曰く、「侠とは何ぞや」と。
師、答えて曰く、「弱きを助け強きを挫く心意気である」と。
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「このスーリで物を言うのは、金の力と暴力だ。持たざる者は白いエルフも黒にされ、持てる者なら黒いトロルも白になる」
スーリ九ヶ国。
大陸中央部の乾燥地帯に広がる、東西南北を縦横に結ぶ交易路の一大中継地。
そして、金と武力があれば法も善悪も覆る“剣と無法の世界”。
乾いた風吹く大地をさすらう、三十路を迎えた一人の無頼漢がいた。
男の通り名を六道(りくどう)という。東国人(タムガジュ)特有の黄色い肌に黒い髪を持ち、高い上背と巌のような肉体を誇る強面だ。
剣の腕は大陸でも最高峰の遣い手であり、また怪我や病気を癒したり己の身体能力を高める「氣功術」も入神の域にある。
ところがこの男、強い相手にはめっぽう強いが弱い者にはとことん弱い。いくらでも高く売れる腕を持ちながら、困っている誰かがいれば只同然で一肌脱いでしまうのだ。
「てめえにゃあ懺悔の値打ちもねえ! 泣かせてきた人たちに地獄で詫びろ!」
目には目を。歯には歯を。毒を以て毒を制し、暴を以て暴に克(か)つ。
力持たぬ人たちの無念の涙が落ちる時、六道の怒りの刃が、生かしておけぬ悪党どもをたたっ斬る!
新番組(取消ライン)『翠利(スーリ)剣侠行(けんきょうこう) 六道無法剣(りくどうむほうけん)』、ご期待ください。(取消ライン)
※剣侠:剣術に秀で侠気のある士(大漢和辞典より)
※○○行:漢詩の題に使われる言葉で、○○の歌という意味。