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レビューお礼と見たい映画

 はじめて書いた恋愛物に作品に黄間友香さんからレビューをいただきまして、嬉しかったです。
https://kakuyomu.jp/works/4852201425155005426/reviews/1177354054885281598

 今思うとなんで喋れない設定にしたんだろう、とか、主人公の都合の良さに「ちょ、」ってなったりとか、色々思うところはありますが、これも思い出とそのままにしてあります。航平、お前むかつくやつだなって。自分で読み返して思いました。笑。このころタブレットで書いてたので、頭下げができてない章がありますね。アップル製品使ってる人は、同じ悩みを持っているのでは。なんでもカクヨムの編集機能で、一括文頭一字下げができるらしいです。

 ハッピーエンドかどうか、っていうと、どうなんでしょう。アンデルセンの人魚姫も、人魚は受け身のまま思いを遂げられず、王子様を殺して元の姿に戻ることも出来ずに、泡になります。私はしれっと泡は増した体積が減った分。みたいな感じで小さい人魚を再登場させているんですが、ずるっこいですね。悲劇になりきれなかったのは多分、猫の花嫁というお話も意識しながら書いたからかもしれません。猫が人間に恋をしても、添い遂げることはできませんでした。猫は猫と暮らすのが幸せですね。みたいなお話です。イソップの中の一遍だったか、記憶が定かではないんですが、ちょっと説教くさいですね。アンデルセンの童話は訓示みたいなものがないのが好きです。
 
 ハッピーエンドのその先があったとしたら。航平くんはなにを考えているんでしょう。実家に帰るとふと、思い出すこともあるのかもしれないですね。

 実はこの前後に公開してないけどひとりで書いてた話があって、それも似たようなラストでひどいんですよ。コミュ症主人公が喋る猫に心を開く話で、だんだん社会に適応してきて、クラスの中で親友が出来たり、恋をするんだけど親友と好きな子が付き合っちゃって、コミュニケーションの基礎を教えてくれた猫も死ぬ。親しくなった全員との別離をきっかけにメンタルだけ強くなっておわり。
 こんな話しか書けなかった私は、たぶん病んでたんじゃないですかね。


 最近自分のメンタルが回復してきたのを感じていて、今なら人間の世界で無茶をしまくるドジっ子人魚姫ヒロインも書けるような気がしています。無理かな? 

 魚人つながりで、シェイプ・オブ・ウォーターが見たいなぁ。フランケンシュタインに出てくる怪物も花嫁をもらってたらああいう最後にはならなかったんじゃないかなぁ。フランケンシュタイン博士はひどい。モンスターはもしかするとマイノリティと不寛容な世間のメタファーなのかもしれないですね。最近読んで好きだった本について考えているんですが、共通したテーマが、異質なものと社会との断絶だなって思うんです。

 香水〜ある人殺しの物語〜とか、主人公は完全にモンスターですし、誰にも受け入れられないまま死ぬ。レッド・ドラゴンは怪物になりそこねた男の話だし、結局誰も社会とは和解しない。ジキルとハイドも死んだ。だけど私は、いつかモンスターがモンスターのまま受け入れられる作品を書いてみたいです。

 他に怪物が可愛く恋愛をするお話とかオススメがあれば教えてください。

コメント

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