桜の咲く大きな公園のすみに、小山のように大きくて。
具体的にいえば、象3頭を互いにしっぽと鼻で連結させて、その上にももう一列乗せ並べたぐらい大きい。
さながら、どっピンクの滝みたいな、植物があります。
何本か植えられて、一塊にまとまっているのでそう見えるのでしょう。
それはそれはもう、ど迫力なんです、が。
本当に奥まった端っこで、桜のお花見で賑わう真っ只中であっても、ほとんど人が近づいて見に行かないのです。
公園に植わっているいろんな植物の前には、名前が書かれた札が地面に刺ささっていたりします。
しかしこれには何もありません。
この大きな大きな、降り注ぐように咲き乱れる花の裏側にそっと入り込んで。
隙間から溢れる明るい光を、ひっそり眺めるのが私は好きなのです。
ド派手なピンク色の只中は、木陰になっているせいか穏やかで。
こっぽりと潜り込み、柔らかな空気とピンクをほんやら浴びているうちに、だんだん気持ちが透き通っていく。
静かな滝行時間。
毎年桜のお花を見に行くのと合わせて、楽しみにしてる私です。
ちょっとだけお裾分け。
家で調べたところ、
【紅花常盤万作…ベニバナトキワマンサク】
というようです。
(万作の花に似ているからその名で、万作とは別の種類の樹木です)
とても愛情深い花言葉で、「私から愛したい」でした。そしてマンサク由来ですと「おまじない」「不思議な力」でした。
なんだかうんうん、と納得しました
今日のてんとれは、連動しているようで、連動していない1行。
290話
https://kakuyomu.jp/works/16817330660317256579/episodes/168180930759411933344/30までストック投稿はするも仕事に没頭してるかもしれないっす。既読音信不通でしたらすみません〜