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第56話更新&人外に関する小話『災禍の魔法使いは恋慕の情には慣れていない』

本日第56話『花は、人知れず乾いた土に種をまく《3》』を投稿しました🪄︎︎✨
https://kakuyomu.jp/works/16818093079442360629

町に危機が迫っていることを知ったヴィクター達。
ラヴが関わっていることに気がついたサラは、人々を救うべく彼女の魔法…『開花』によって、空飛ぶ花の馬を生み出す。
二人とはここでお別れだと話す彼女に、クラリスは思うところがあるようで…



今日は人外に関するちょっとした小話です。

人間以外に登場する魔獣(蜂人間や女王蜂、『エイダ』等)はぼんやりとだけ『どんな奴か』だけを決めておいて、あとは書きながらいざ登場!となった時に頭の中に浮かんだ姿(よくアニメーションをそのまま書くともいいますよね)を書いています。

女王蜂に関しては、最初に落ちてくるシーンを書きながら頭に浮かんだのが人の顔に近いムカデだったので、それなら顔の縦横を反対にして目玉も増やしちゃお〜♪ くらいの感覚で決めています。

『エイダ』に関しても2章のテーマにお菓子(ジャム)があったので、ジャムが酸に変わって瓶詰めになる…から、ドロドロの身体だとスライムかナメクジみたい…瓶づむり(カタツムリ)…目が寄生虫で光るやつ…光るところから酸を吐き出す…じゃあ触角が口でいいかなという連想ゲームを書きながらしています。

今日の更新で登場した二体の生物も、そんな感じで浮かんだものをそのまま文字にしていました🌸🐴

なに言ってるんだと思われるかもしれませんが、頭の端で魔獣がこう動いたり喋ったりしたら不気味可愛い〜とかも思って書いたりもしています(笑)


ちなみに話は逸れますが、女王蜂の見た目について…前にも話したかもしれないですが、ヴィクターとクラリスで初見の感想が違います。

クラリスの場合(第1章 東奔西走ジオメトリック《9》より)
『黄色い身体はタマゴの黄身を潰した芥子色で、直径はだいたい二十メートル程度。
 棘だと思っていた突起物は、身体の両端から無数に生える人間の赤ん坊のやわこい腕のようだった。
 より恐ろしさを引き立てているのは、その頭部の造りだ。それは横に向けた人間の頭部に強靭な蜂の顎を接着剤でくっつけたかのようで、目玉は左右に二つずつ。
 縦に並んだ歯並びは医者も驚くほどに綺麗な一列で、むき出しの歯茎を仕舞うための唇はそこには存在しない。』

ヴィクターの場合(第1章 英雄を称える家畜讃歌《2》より)
『生まれたばかりの女王蜂はまだ幼体なのか、蜂人間達とは似ても似つかない見た目をしている。
 顔は首を折って無理やり横向きにくっつけた人間のようだし、無数に生える腕は水分を吸って膨らんだ水死体のようだ。』

文章的にはクラリスが先に説明していることもあり、ヴィクターの方は大きさや詳しいパーツの描写を省いていて簡潔ですが、腕や頭の感想はそれぞれの感性の違いが出ています。
会話以外での主人公組の考え方の違いを表現するのにも、魔獣さん達は一役買ってくれているみたいです。


こ、こういう設定とか裏話っていつも近況ノートで垂れ流してるんですけど別で分けた方がいいんですかね?
その辺もどうするか考えながら、今日も更新ついでにお話ししてみました。


---本日の更新はこちら↓↓---

『災禍の魔法使いは恋慕の情には慣れていない』

第1部 第3章『盲目的ラブロマンスは犬も食わない』
最新話『花は、人知れず乾いた土に種をまく《3》』
https://kakuyomu.jp/works/16818093079442360629

2件のコメント

  • 文章の使い分けが本当にすごいです✨

    どんどん近況ノートで語ってくださいな!更新お疲れ様です!
  • ▶ 燈乃つん 様

    こんにちは!
    そう言っていただけるとめっちゃ嬉しいです〜!✨️
    無意識に使い分けてる時はいい感じになるのに、意識してやろうとすると微妙になるのもまた難しいところですよね🤔

    近況ノート長々と書きがちなので迷ってましたが、また小話載せられそうな時に載せていこうと思います!🙌
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