おはようございます。
お久しぶりです、金森怜香です。
少し変わったファンタジーですが、『薔薇園のお茶会』を書かせていただきました。
1/20時点で異世界ファンタジーの週間ランキング1303位となっております。
いろんな方に見てもらえて、本当に嬉しい限りです。
カクヨムコン短編に出している『薔薇園のお茶会』の登場人物や最終話について、ちょっと補足を書かせていただきます。
この先、ラストのネタバレが含まれておりますので、まずは『薔薇園のお茶会』をお楽しみいただいてからお読みいただければ、と思います。
・咲来と咲良
咲来は本来亡くなっている人間です。
あのバラ園は、いわゆる黄泉の花畑といったところです。
実は、咲良はアナスタシアのことを覚えていないけど、夢で現れるとか、読んだことある本の中の人物に似ているような気がする、といった形で何となく知っているような気がする、という認識です。
ちなみに、咲良は咲来の生まれ変わった姿です。
名前が一緒なのは、たまたまそれぞれの親の考えが似ていたからです。「咲」というのは、「笑う」という意味があるので、「沢山の笑顔で未来を過ごせますように」と願われた咲来と、「いっぱい笑って良い人生を歩めますように」と願われた咲良です。
・アナスタシア
アナスタシアはヨーロッパのどこかで、貴族のお嬢様として生まれたのですが……。
婚約者や家族の期待に精神的に耐えられず、泉に身投げをし自害した為、罪人として黄泉の花畑の管理者を任されたという設定があります。
その為、アナスタシアは同年代の女性が黄泉の花畑に来るとお茶会に誘い、夜のお茶会後、黄泉の道への道案内を行っています。
加護を与える、など少し特別な力が使えるのは花畑を守る為と、死者を導く為にしか使えないという裏設定があります。
そんなアナスタシアにも、許される時がやってきます。
咲来を黄泉に導いた後、ようやく300人の魂を導き許されて成仏できました。
最終話の終盤に出てくる『安藤ひかり』は、アナスタシアの生まれ変わった姿です。
アナスタシアの時の記憶はほぼないです。
咲良に話しかけたのは、おぼろげながらに咲来の面影が残っていて、また出会って友達になろうと言っていた約束はしっかりと覚えていたからです。
以上、ネタバレの解説でした。
もっといい作品を書く為にも、文章力が欲しいと改めて思いました。
それでは。