エタファン3、無事……ではありませんでしたが、ともかく完結しました。最後までお付き合い頂きありがとうございました。楽しんで頂けたなら幸いです。
そして最後までお付き合い頂いたということは、最後の方がどえらい駆け足だったことは恐らく誰もが感じることだと思います。実際のところはというと、ズバリ、駆け足で終わらせました。
というのも、エタファン3は随分前に「なんかRPG的な世界でー、サバイバル的なことをして辛い感じでー」というふんわりした展望で書き始めたのですが、最初の街サウインに着いた時点でそれが崩壊してしまいました。
元々は少しずつ生活の基盤を整え、少しずつ強くなり、少しずつ不便を解消して、街を一つ一つクリアして……という話をのんびり書きたいとぼんやり考えていたのですが、最初の街でサバイバル要素が全部終わってしまったんですね。大きい街に着いたらサバイバルが終わるのは当然のことなのですが、なんとこれが想定外だったのです。
以前の近況ノートで緩くやっていくようなことを書きましたが、事前の想定があまりにも緩かったのでしょう。緩いノリの話といっても、何も考えなくてもいいわけではないということを学びました。
憧れの『見切り発車』というやつをやってみたのですが、見事に失敗してしまった形です。
しかもこのことに気付いたのは、次の大陸に行く辺り(88話)を書いていた頃だというのだから驚きですね。「あれ、このまま次の大陸に行ってもスイスイ進んでいくだけじゃないか?」と。
根幹部分であるサバイバルが終わってしまった以上、やることが無いのでそこから話を終わらせにかからなければなければなりません。
おかげでしばらく更新を停止することになってしまいましたし、いやあ、参りました。
死ぬほど嫌いなエタだけは絶対に避けたいので、どうにか辛いことをしつつ話を畳む方向に持っていけないだろうか、と頭を捻って出てきたのが「山」です。
山を登るために船に乗れず海を渡れないことにして、予定していた次の大陸を丸ごとカットし、登山が終わって空の移動手段を手に入れると、自然と一気に物語終盤へ。という経緯でした。
一応極力やるべきことはやった上で終わらせたつもりですが、残念ながら女性関係だけは収拾が付かなかったので、未来のスズキくんに全てを託して完結です。
日本に戻るという設定も当初思っていたより上手く生かせませんでしたし、反省するところがあまりにも多いですが、難しいことを何も考えずに書いていたので、軌道修正した時以外は本当に楽しさしかなかったです。
あと、いつかどうにかして書いてやろうと考えていた山の話をガッツリ放り込めたので、そういう意味でも個人的には満足しています。
総じて悪く言うと行き当たりばったりでしたが、ここはライブ感たっぷりだったと思って頂ければ幸いです。
でも私にはそういう書き方は向いていないとわかったので、今後はちゃんと考えてから書こうと思いました。