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「賢いヒロイン」中編コンテスト反省文

オニ受けるんですけど〜(CV.大谷育江)。

どうも弓チョコです。

さて、先日発表がありましたね。
「賢いヒロイン中編コンテスト」。

まずは受賞されたおふた方、おめでとうございます。
参加された皆さま、お疲れ様でした。
応援してくださった皆さま、ありがとうございました。

「光泥のイストリア」は中間こそ通過したものの、最終選考には行けずに落選いたしました。

普通に余裕でくそ悔しいですが、数日経って冷静になってきたので反省文という名の黒歴史を刻んでおこうと思います(冷静でない)。

①テーマと設定は良かったと思う
これは私、結構気に入っています。SF的世界でケモミミクーデター。リームスという文明。ダブルヒロイン。お嬢様と元奴隷。ふたつの賢さ。
私だからこそ出てきた設定だと思っています。これに関しては他作品に引けを取らないと自負しています。
では何故落選したのか。

②「政治」「ギャンブル」「狂」というワード
これ、もしかしたら良くなかったのかもしれません。面白い面白くない以前の話で、テーマとして相応しくない可能性。
でもなあ。
別に特定の思想は入れてないしなあ。
マッド・サイエンティストで掛けたかったしなあ。
獣の嗅覚的な所とギャンブルも相性良いと思ったんだよなあ。

それに付随して、
③ニコの「賢さポイント」
16歳でありながら大人顔負けの「政治判断ができる」というのがニコの特徴でありキャラクターとしての「売り」な訳です。
これが、コンテストの求める賢さとはズレていたのではないか、という考察ですね。
ニコは記憶力無限とか、映像記憶とか、知識無限とか、そういう派手な賢さは無いんですよね。常に冷静で論理的。ニコの脳内にファンタジーさは皆無なんです。地に足付いた政治家さんなんですよね。
地味。ひと言で言えば、他作品、受賞作品のヒロインと比べて地味だったということです。

④ルミナ周り全般
あとがきでも言いましたが、彼女の真価は発揮されませんでした。ストーリーは終始ニコの話で、ニコが中心となって進んでいきます。ルミナは補佐でした。ダブルヒロインなのに。
これは私のミスで、「受賞すれば連載を続けるから、ルミナの本格的な活躍は続編で書けば良い」と思っていたので、このようなストーリーになったんですよね。
まあ落選したので続編は多分書くことはないでしょう。アープ文明とかちょっと考えてたんですけどね。取らぬ狸でした。

⑤インジェンとの決戦が一瞬
これ、ニコとインジェンがお互い賢すぎて「分かっ」ちゃって、インジェンは詰んだ瞬間に白旗を揚げたんですよね。キャラクターとしては間違いないんですけど、物語のクライマックスなので、きちんと文字数取って「論戦」シーン書けば良かったなと、そこは後悔しています。
エスタンテは出したかったので、おまけ削って論戦シーン入れれば良かったのかもしれません。ですが気付いてからはもう時間が足りませんでした。
これが一番の反省点かも。

⑥自殺は流石にアカンかったんちゃうか
ハプニングから「再構築」が判明する流れも考えていたのですが、ニコの「狂気」(国家目的の為なら自分の身を躊躇なく投げ出す)を表現したかったんです。この作品のダブルヒロインはふたりとも狂ってますから。
直接的な描写はしませんでしたが、これもあまり良くなかったのかもしれません。生き返ったり未遂に終わったりしたとはいえ、ヒロインが2度も自殺を実行するなんて。
それがニコなんですけどね。




などなど。掘れば掘るほど出てきますね。重箱の隅をつつくようなことかもしれませんが、細かい所というのはとても大事だと思っています。
意外なほど読んでいただいたので、舞い上がっていたのかもしれません。私の作品は「詰めが甘い」のではないかと薄々感じているんです。その作品のポテンシャルを最大限引き出せてはいないのではないかと。
もっと面白く、完成度高くできた筈だと。

相互さんの作品にお邪魔したりしていると、全体的に私の作品、文章が「浅い」「表現の幅が狭い」と感じるんですよね。あくまで趣味の執筆にしかなっていない。私の文章はプロの文章ではないんです。描写がねえ。事実をただ箇条書きみたいに語るだけで、情緒が無いんですよね。比喩表現が無い。そんな綺麗な言葉思い付きませんよみたいな。背景描写と展開とセリフを回してるだけ。小説になってないというか。
いつもそんなことを考えながら執筆しています。皆さんの文章すげえな、良いなと思いながら読んでます。

少しずつは私も成長してるとは思うんですけどね。受賞するくらいに成長するまで、あとどれくらい掛かるのだろうか。

さて。
このくらいにしておきます。

本日公開の「光る泥と星夜の語らい」は最後のおまけみたいな感じですね。受賞したら長編化、ということだったので色々考えてたんですけど、見事に粉砕いたしました。その破片です。本編を読んでくださった読者様も、供養の意味で読んでくださると嬉しいです。
私は1年ちょっと前くらいから公募やコンテストを意識し始めたので、もう次のコンテスト用作品を書かなければなりません。つまり、すでに落選した作品の続編を書く余裕は無いのです。
だけど、ニコとルミナは好きです。ので、最後にちょっとだけ短編書きました。っていうやつです。

重ね重ねとなりますが、応援してくださってありがとうございました。

いつかまた、どこかで会えることを楽しみにしております。

それでは、また。

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