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「あなたの『いちばん』になりたい」あとがきに代えて(2)


 おはようございます。

 長編が終わり、次の連載に向けた準備ということで、現在お休みをいただいておりますが、そのお時間を頂戴して、「あなたの『いちばん』になりたい」の制作裏側などをご紹介しています。

 今回は、ジャンルを「ファンタジー」といつもと違うものを選択した作品にしたというところだと当時予告しておりました。

 すでに、一部ではお話したとおり、「ファンタジー」作品で今回が初めて…というのは、正確に言えば、カクヨムをはじめとした掲載サイトを利用するようになってからは初めてということになります。

 個人でサイトを作っていた時代には、どちらかといえば作品の公開半分、作品制作の技法・表現方法&技術的試験の意味合いが非常に強かったものですから、「インターネット上に公開されている」ものの、それほど、現在のように、次々と皆さまに作品を読んでいただけるという意味合いではありませんでした。
→ストックの関係でそれもだんだん怪しくなってきてしまいましたが…。

 そんな中で、私が18歳の時に書いた現在の活動に直結する初めての作品(現在リメイク準備のために寝かせていますが…)はファンタジー、それも本作と同じように日常生活の中での事件&恋愛物語を扱っていましたので、完成度からすれば初稿といえど雲泥の差がありますが、完全な新しいジャンルに踏み出したというよりも、そうですね…、当時の作品も、SF✕ファンタジーに恋愛要素を加えたものでしたし、そんな彼らの物語は第5期まで作られましたので、文字数だけで単純に繋げてみたとしたら、現在公開中のETERNAL PROMISEシリーズを超える長さなのではないでしょうか…。

 何のことはない、キャラクターも舞台設定も変わったけれど、時代が一巡りして元の場所に戻ってきたといえばよいのでしょうか。

 今読み直してみても当時の1、2作目は本当に試験作品で、3作目から一気に変わりましたから、ヒロインを主軸として物語を進める書き方はもう20年近く続けていることになります。

 一方で、時代は変わり、ファンタジーといえば魔法万能や転生を含めたバトル物がブームを巻き起こしていましたし、現在もまだその流れは良し悪しは別としてメインストリームとして残っています。

 そんな中で、ファンタジー・恋愛模様・ヒロイン主役…こういった作品は当時から現在においても少ないことは予想はしていましたけれど、実際にコンテストに出してみて驚いた事でもありました。どう評価されるかは別として、同じベクトルを向いた作品が非常に少ない…。

 井の中の蛙大海を知らずではありませんが…、私が中心として書く作品たちがかなりニッチな分野のものであるということ。もともとニッチなのですからハズレることも少なくありません。うまく盛り上がったときの皆さまの応援は本当に有り難く、作者フォローをしてくださる読者さまも増えていることから、これからもファンタジーやSFと実際の技術的要素の組み合わせなどは、次の柱として育てていきたいと思います。(逆に理系出身の私にとって、それが強みになるかも知れませんからね)

 さて、次回のあとがき(3)・最終回では、本作の改稿予定や、先日発表した第二期の構想について少しお話しできればと思っています。

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