タイトルにある通り、私の処女作である「貧乏奴隷に異世界転生したらマフィアになった件」のロングversionを書こうと思っております。
そこに至った経緯としましては、
まず一つは今出しているこの作品自体がほぼプロットをそのまま出してしまっている状況にある事です。
そして次に、前の近況ノートでも出てきた友人から「しっかりとした設定や世界観があり、内容も辛い所やシリアスな場面も多いがそれでも成り上がっていく感覚がある、だけれども文章量が少ない分、展開が早すぎて難解すぎる。そして、主人公がつらい目に遭っているのは読者に感情移入させるためにやるんだろ、その主人公がつらい目に遭う描写の部分が少なければ意味がない、なのに世界観や設定の描写は多いから読者からは敬遠されるだろう」
と言われ、その通りだなと思いました。
そこで私が考えたのは、
・主人公に感情移入させるために、貴族編や、主人公が性的暴行を加えられる描写、もしくはそれに苦しむ描写を描く事
・世界観や設定の描写はなるべくプロット版だけに残し、地の文やお互いの会話から世界観や設定を理解出来る様にする
・ヒロインを登場させる
そして、文章量を増やす。
これを意識した作品でリライトしたいなと考えました。
ですが私の譲れない点としては、
・ご都合主義は絶対に書かない、そこまでに至った経緯や設定は必ず描写する
・主人公が酷い目に遭ってから成り上がる形
・チーレムにはしない
です。これはもう本当に結構尖った事を言うので、
ブラウザバックされた方が良いんですが、
私は本当にいわゆる「異世界転生モノ」におけるご都合主義やチーレムが苦手で、例えその主人公がチートだけじゃなく、努力していたとしても、もちろん主人公だって努力したけど“この世界に元々いた人だって沢山努力したり、主人公にチートをくれた神様に対して敬虔な信仰心を持つ人だっているのに”コイツだけチート貰って無双するのってなんか酷くねって思ってしまうんですね。だから私はこの作品を通して考えているのはそういうのじゃない作品を作っていきたいんです。
ですが私はそういう作品を否定したいわけではなくて、元々、世界と言うのは理不尽であって、身分や人種によって出来ることは変わってしまうし、努力量が多い人よりも才能を持っていた人の方が前者の方が努力量は多いにもかかわらず、後者の方が成功しやすかったり、努力だけで成し得ることは出来ないと言うのは分かっているんです。
だからこそ私はこの作品で人種差別を一つのテーマとして描いたり、主人公は奴隷にはなるけど、元々貴族という高貴な身分の出自で、貴族としての能力やコネを持っていて、知識や教養があり、それでいて、代償は払うけど能力は得る、という形にして、折り合いをつけたんです。
すみません、熱くなってしまいましたが、
まとめをしますと、
・「貧乏奴隷に異世界転生したらマフィアになった件」のロングversionを書く。
・元あった作品は消さないし、プロット自体は書くので、世界観や設定の資料や友人がもう一度見てくれてアドバイスをくれるかも知れないので残すし、続ける。
の2つです。
一部尖った事を書いたので、あまりにも批判が多ければこの近況ノートは消します。また不快な思いをなさった方は申し訳ないです。