『王子』のマコさんのコメントの返信にも書いたのですが、個人的にファンタジーの醍醐味というのは『文化や習慣、価値観の違う人々を自由に出せる』これに尽きると思うんですよね。
正直、剣だの魔法だの、或いは中世西洋だとかオリエンタル、エキゾチックとか関係なく、文化や習慣、価値観の違う人々の創造。これさえあれば十二分にファンタジーだと思うんですよ。住人と言うのは世界そのものであり、その住人の観点を描くと言うのは世界観を描くに等しいというのが私の考えです。
ただ、これを表現する小説ってだいたい小難しくて入って行きづらい(お前の作品そのまんまじゃねえか――は置いといて)んですけど、もっと気軽にweb小説らしい作品を読みたいわけです!
個人的にはファンタジーとライトファンタジーの分水嶺であるかもしれません。web小説にはこれを書いたファンタジーって少なくて、せいぜいが現代かゲームの価値観の延長なので、ファンタジージャンルを読むことってほぼ無かったんですよね。現在の価値観でファンタジー世界の価値観にドヤァするのとか特に苦手ですし。
まあ、これを書いたからって世間受けするわけじゃないので参考にはしない方がいいですがwww
ちなみに『かみさまなんてことを』ほか、あの世界観に共通するのが『誓い』の重要性ですけど、『ヤドリギの下の物語』や『堕ちた聖女は甦る』にも出てきますし、『王子』にも度々出てきます。
他にも『王子』のころから続く習慣や、失われてしまった価値観もありますので、『かみさまなんてことを』『堕ちた聖女は甦る』を読了されている方はその辺も楽しめるんじゃないかなと思います(お前だけ