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まるでフランス語のような響き



『ごじゃっぺ』(gojappe)

・いい加減なこと。適当。嘘。
 時にそのような事を言う人そのものを指す。
例:「ごじゃっぺ言ってんじゃねーぞ」
  「あれはごじゃっぺだがんなあ」


『でれすけ』(dereske)

・だらしない人。
 主に男女関係がだらしない男を指す。
例:「何やってんだでれすけ」


『ぷっくらす』(pukkuras)

・ぷっくらわすとも。ぶっ飛ばす。
例:「んな奴はぷっくらしてやれ」


『ひゃくもしね』(hyakumoshine)

・くだらない。話にならない。
 時に訛り「ひゃぐもしねえ」になる。
 茨城を自らいばらぎと発音するのと同じ。
例:「なんだそらひゃぐもしねえ」


『はめっこ』(hamekko)

・パコること。
例:「なんだ?あれとはめっこしちったのか?」


『いじやける』(ijiyakel)

・いらつく。むかつく。
 沸々とした怒りの様。
例:『あーいじやける。あのでれすけどうしようもねえ』


さあ、皆さんも一緒に発音の練習をしましょう!

リピートアフターミー。

「あのでれすけ美華ちゃんとはめっこしちったの。ごじゃっぺだっぺよ。いじやける。そんで『俺はやってません』とか言ってんの。ぷっくらしてやっかと思ったよひゃぐもしねえ」


上手に言えましたか?

ポイントは出来るだけ抑揚を付けないことです。
茨城弁はアクセントを付けず、棒読みするように、語尾だけ少し上がるようにすると上手に発音できます。


ちなみにタソは高校卒業後、自動車整備士の専門学校に通うことになり、埼玉へ行きました。

埼玉なんて都会、田舎っぺでは恥ずかしいと思ったタソは、NHKのアナウンサーの発音や、芸能人の発音を研究し、一つの結論に至りました。

「そうか! 単語の頭にアクセントを付けるのが標準語なんだ! 茨城弁はアクセントがない! むしろ語尾にアクセントが付いている!」

それから、タソは何でも頭にアクセントを持ってくるようにしました。


「タソ君、茨城出身なのに訛ってないね」

タソは喜びました。

しかし、ある日。

「国道254号から16号だね」
「んふ。タソ、国道ってもう一回言って?w」
「え……国↑道↓」
「わはは! それじゃ極道みたいじゃんwww」
「タソ! 国↓道↑だよw」

なんという事でしょう。
標準語にも語尾アクセントの単語があったのです。
なんでもかんでも頭にアクセントを持って来ていたタソは、ついに田舎っぺの本性を晒してしまいました。


今では、タソは茨城県民であることに誇りを持っています。

魅力がない県?

違います。厳か且つ控えめなのです。
陰キャなの。そんなにキャピキャピしないの。

陰キャはいつか異世界転生してハーレムエンドに向かいます。それかチート無双です。

来たれ。茨城転生。

2件のコメント

  • 最後の茨城転生に吹きました( *´艸`)
    なんか青森弁だか津軽弁だかもフランス語に聞こえるって話、聞いたことありますね~。
  • >双剣使いさま

    むふふ。茨城まるごとです。
    津軽弁はテレビで見た事がありますが、まったく聞き取れませんでした。
    北へ行くほど、口を動かさないで喋る傾向があるそうです。寒いからかな?
    やっぱりフランス語に聞こえるんだw

    いつもいいねとコメントありがとうございます!
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