https://kakuyomu.jp/works/16818093075528874977/episodes/16818093076967156444以下はエッセイとして最新作にしようか悩んだ挙句、近況ノートでの公開にしておこうと、心のブレーキがかかった文章です。
よかったら読んでください。
――――――――
随筆というものが、どんなものなのか、特に調べもせずに書き始める。
僕は自由自在だ。
面白い話も書くとは思うけど、今日はダメです。
タソは今、絶不調です。
症状は脳の圧迫感、血の気が引く、手足が痺れる。
パニック発作の一種かなーとも思える。
こんな時、孤独が症状を悪化させることを、タソは知っています。
怖い。
このまま死んでしまうのではないか。
かかりつけの医師は、
「どうにかなっちゃいそう。で、本当にどうにかなっちゃった人はいないんです」
と言う。
だから何も心配いらないと言いたかったのだろう。
でもこの症状に侵されている時は、本当にどうにかなっちゃいそうなんだよ。
目を瞑り、心臓が正常に動いていることと、呼吸に異常がないことを確認する。
そうしていないと、ちゃんと生きてるのか不安になるのです。
死にたくない。
生きていたい。
僕はまだ生きててもいいでしょうか。
タソの『罪』は弟を殺した事。
大好きなバイクを彼に譲りました。
彼は喜びました。
数年後、彼はバイクと共に大破しました。
たら。れば。
たら。れば。
僕が――たら。
僕が……れば。
タソの心は壊れました。
今や、どんな形をしているのかわかりません。
タソは今日も物語を書く。
それは自分が『生きている』証だから。
『まだ生きてていいよ』って言われてるみたいで、救われるから。
そうやって、歩いていくんだ。