この作品を投稿し始めた頃、『材料も調味料も揃っているのに、ただ塩ふって焼いただけみたいな残念感。設定を活かす調理をして欲しい』と言われたことがあります。
それは、自分的にも思うことで、素人ながらに設定とかよく練っていると自画自賛しております。
裏を返すと、このアイデアで他の方が書いてくれたら、もっと面白くなるのだろうと。
そして現状、少しずつ小説のことを学び、凄く勿体無いことをしたと感じております。
生半可ランキングが上がったことで、読んでくださる方が増えましたが、それ故に数字が如実に語ってくれるのです。
第零話と最新話との数字の乖離に、評価人数は変わっていないのに減る★の数に、評価人数が一人増えても★の数が一つしか増えていないなどに……。
いや、たまに評価人数が増えていないのに、★が増えてることもあるので、後から★を増やしてくれてる方がいるのは知ってるのです。
ですが、最近は減っている方が多く、★の平均値が下がってますし……。
それと、この話は読者に好まれないだろうと思いつつ、設定上は削れずに入れた話で、予想どおり減るフォロワー数も地味に効きます。
これもたまたま『取り敢えずフォローしとくか』といった方が、すぐにフォローを外している可能性もありますが、減るタイミングがドンピシャなんですよね。
ただ書きたい話を書いて、望まれていない部分がわかってきても、それを修正できないのがもどかしい。
素人故に序盤で上手く描写できなかった部分が悔しい。
初期の構想からズレてしまって、それを既定路線に乗せるのが難しい。
そもそも序盤の書き方が悪く、思っていた物語のイメージと違う物語と受けとられてしまったのが最大の原因。
少しでも多くの方に読んでもらおうと、あれこれ欲張ったのも良くなかった。
いや、小説のことを何も知らずに書いたプロットを元に、話の起伏のないまま書き続けているのが一番の問題でしょうね。
60万文字も書いて、起承転結の転に達してないとか明らかに異常ですよね。
それ以上に、30万文字のプロットで起承転結が一つって……。
素人マジ怖いわー。
そんな今の私が駄目な部分に気付いても、良い方向に持っていける自信がありません。
もう少し経験を積めれば、もしかして良くなるかも?
そう思い、『魔法の廃れた魔術の世界』を一度――厳密には二度目ですね――の終了をします。
私としても、この物語はいつか完成させたいのですが、今の私の能力では無理です。
せっかくの素材が活かせないのです。
むしろこの設定などをベースに、新しい物語を作った方が良い、まであります。
なので、他の作品を書いて経験を積み、何れは書き直したいと思います。
小説サイトに投稿しても、書籍作家さんや大人気の方でもなければ作者読みされないのは理解しているので、『魔法の廃れた魔術の世界』を読んでくださっていたいた方が、『雨露霜雪の作品だから読もう』とならないのは承知しています。
それこそ、次の作品を読んでくれるかは運なのを理解していますし。
更に言えば、同じ作品を二度も終了させてしまうのですから、むしろ『雨露霜雪は信用ならん』と、マイナスイメージがつくでしょう。
それでも、現状よりはマシだと思っています。
そして現在、すぐに投稿できる作品はありません。
それどころか、アイデアもありません。
一度、何かしらの作品を完成させて、ただ投稿する状況にしたうえで活動を再開しようと思います。
なにせ私、PCの故障で消えてしまった作品以外、きっちり完結させたことがありませんので、まずは完結作品を投稿してみたいのです。
今度は数年構想の物語ではなく、もっと減り張りのある作品を。
それが書けるようになれば、『魔法の廃れた魔術の世界』をもっと良い作品にできると信じて。
こんな感じで消えていく書き手もいるのでしょうが、私は消えません。
絶対に這い上がってやります!
だって私、小説を書き初めて一年少々、投稿を初めて半年ですからね。
折れるにはまだ早いですし、まだ伸び代はあると思うのです。
無闇にキャラを増やしてはいけないとか知りましたし……。
というわけで、一度強制的に完結させる予定ですが、継続するつもりだったので第五章の第二十八話まではサイトにあげてあります。
その後の第六章も、手元には二十三話までは書いてあるので、二、三話くらいプラスすれば終了できます。
なので、木曜日までに一話ずつで第五章を終わらせ、今週の土曜日に一気に残りの全話を投稿します。(書きれればですが)
誤字脱字等が多いかもしれませんが、ご了承ください。
『魔法の廃れた魔術の世界』を本当に楽しみにしてくださった方には申し訳ないですが、私がもっと面白い作品を書けるようになり、より良い『魔法の廃れた魔術の世界』が再開することを気長に待っていただければと思います。