@amefaji

上州佐野に、次郎左衛門という顔に醜いアザのある豪商がいた。28歳の春、江戸に赴いた彼は、吉原遊郭に足を運んだ。これが悲劇の始まりであった。

辛い歳月を過ごし、失意に沈んだ者は、人の痛みを知る。命を賭して雄々しく立ち上がれる。謎に満ちた幸村伝説がはじまる。

来年の大河ドラマの主人公、紫式部は、自分と似た才女の清少納言に対して、どんな感情を持っていたのだろうか。

ある日、小夜衣は自分の部屋で小火（ぼや）を出したが、放火の罪に問われ、あわれ火あぶりの刑になってしまった。この小夜衣の怨霊がたたり……。

遠く室町時代の昔から、阿波の国には「首なし馬」の伝説があった。夜、首なし馬を見た者は、遠からず死に至るという。これを戦場で見た三好長慶の弟、三好実休はその後、はからずも討ち死にし…

天下五剣の童子切安綱、大典太光世などの凄まじい切れ味から、近藤勇の長曾祢虎徹、沖田総司の菊一文字、佐々木小次郎の備前長船長光（物干竿）、さらに坂本龍馬の陸奥守吉行などの逸話や伝説…

鬼婆はわが家に旅人を泊め、夜ともなると、石で打ち殺し、金品を奪った。そして、あと一人で千人の命が奪われようとしたとき……。