カクヨムコン8に参加中の「君の世界を巡る旅」にて、無戸籍の話が出てきたので少し。
現代に紛れ込んだ異世界の王女セリーナを、どうにかして自然に主人公・佑と結婚させなければならないため、色々と調べた結果、やはり無戸籍の人が戸籍を取得する展開しかないと思い至りました。
戸籍というのは、本来、日本で生まれれば出生届と共に作成されるべきものですが、中には事情があって、この届け出が為されない場合があります。
そうした子供達は、無戸籍児と呼ばれ、社会問題にもなっています。
戸籍がないと、身分証が作れなかったり、銀行口座、年金、医療、各種行政サービスが受けられません。
一番問題なのは、修学出来ない点。
戸籍がない=存在しない子どもため、大人になるまで教育を受けられない人もいるそうです。
また、無戸籍には別のケースもあって、これが、本人が何らかの事情で記憶を喪失し、自分がどこの誰なのか証明できるものが何もない場合です。
何者かが分からないのですが、生きていくためには身分を証明する何かがなければならないので、戸籍が必要になります。
行政に相談し、法テラスや弁護士さんなどの力を借りて、まずは家庭裁判所に申し立てます。審判を経て就籍許可が出たら、市町村に届け、戸籍に記載して貰う、という流れのようです。
当然、なりすましでないか、本当に無戸籍なのかどうか、いろいろな調査が入るようですので、申し立てれば必ず受理されるわけではありません。
が、無戸籍だから結婚を諦める、無戸籍だから子どもの戸籍もない、という負の連鎖を断ち切るためにも、相談・手続きは大切なのだと思います。
余り書きすぎると何の話だか分からなくなってしまうので、書類を書いたというところまでしか書きませんが、紗良はそれだけでもめっちゃ大変だったと思います。
異世界人の紗良が日本語を書くためには、今までとは違う筆運びをしなければならないので、多分それが一番大変なんではないかと思いました。
外人さん、意外に上手に日本語を書きます。
特に若い人は、字を書くの、ちょっと歪だけど上手です。
意味や形はともかく、真似て書くくらいならどうにかなるようでした。
以前仕事で、来日間もない十代の少年達に書類を書いて貰う機会があったんですけど、真似してちゃんと漢字らしきものを書いてくれました。読めるじゃんって、ただただ驚きました。
自分の書きたい字を書くようになるには、もっともっと時間かかりますけどね……。
真似て書くくらいなら、どうにかなっていた、というのを踏まえて、この描写になっています。
極端な展開になりすぎないよう、調べ物をしすぎている結果、サッパリ進まず、ストックが切れそうです。
ブートキャンプ、泣きながら書きます。
本当に、明日の更新分までしか書いてなくて泣きそうです。
泣きそうなのに、先週余裕ぶっこいて線画を描いていた私を殴りたい。
その線画を置いときます。
お前、状況分かってんのかと、リディアに怒られるかも知れません……。
「君の世界を巡る旅」小説はこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/16817330647984331899「君の世界を巡る旅」PVはこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=WNa0bA1iR5M