偶然どちらも雨絡みの物語になりました。
どちらもお気に入りの設定、世界観です。暇潰しにでも読んでみていただけると嬉しいです。
◆『雨鎮師:Rain-breakers ―警視庁特殊犯捜査室「雨係」事件ファイル―』
SF/全7話/完結済/9,961文字
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887969573 約八十年前から起きた世界精霊化傾向(スピリチュアライゼーション)によって、子供の他殺遺棄屍体が天を借りて泣き、長雨を降らせるようになった時代。
気象捜査官として研修生になったばかりの由利つかさは、雨に呼ばれて単独捜索に出てしまうが――。
特別な雨を頼りに子供の屍体を探す「雨係」こと六係の物語。
◆『雨と宝石のラグランジュ』
SF/1話/完結済/6,060文字
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888138763 軌道上コロニー「オービット11」に宇宙移民が住み始めて数世代が経過した未来。住人である「わたし」は、ある破滅的な症状を主訴として友人の医師の診察を受けている。
――ねえ、いつまでわたしで世界を確かめてくれる?
2本ともSF・現代ファンタジー部門への応募です。
『ラグランジュ』はともかく『雨鎮師』のほうは異能ファンタジーとも取れる物語なので、SFと現代ファンタジーが一緒の部門なのは非常に好都合でした。正直、SFとファンタジーの境界線が私にはよく分からないです。
うちの話だと例えば鬼祓いモノの『GHOST & SIMPLEX』がSFではなく現代ファンタジーなのは分かるんですが……。
『雨鎮師』は一旦完結マークをつけてますが、今回の話を『鷹松公園七丁目石丸邸事件』として、また先を続ける予定があります。カクヨムコン終了後に完結から連載中に戻す可能性が高いと思います。
カクヨムコンはやはり長編が主戦場っぽいですが、短編の気軽さからか、既存作を短編部門にエントリしてる作者さんたちがいっぱいいらっしゃいますね。
結構たくさん読んで楽しませていただいています。
探し探し読んでると、やっぱ、ものすごいのもあるんですよね……何度も撃ち抜かれてます。それがランキングと割と関係なく見つかるんですよね。やはり新作じゃないとランキング上位には入りにくいのかもしれません。面白いのいっぱいあるのにもったいない……
地道に読んで♥️や★を献上していこうと思います。