この1年間、仕事やプライベートの隙間時間で2万字ほどの短編小説を書き綴って参りました。
SNSやテレワークの普及により、いつでもどこでも繋がれる、人の距離感が曖昧な時代に、ふと、それでももう繋がれない人たちがいることに気づきました。繋がれない理由はそう単純ではないかもしれません。
前に進むしかない、誰も立ち止まる事のできない急速の日々に、束の間の「追憶」のひと時があっても良いのではないかと思い、テーマにしました。
同じ現代社会で共に生きる方々のなかにある、
「あの頃」を想うきっかけになれば幸いです。
舞台は2002年の石見地方。
家庭へのコンプレックス、恋、嫉妬…二十歳の大学生の「心」を描きました。
第3話以降は3月15日より順次更新し、全8話で完結致します。
是非よろしくお願い致します。