満月の夜密やかに行なう儀式。独り取り残された男が微かな望みにかけて、満月に願う。 散文のような、序章のようなお話。 夜空にぽっかり浮かんだ月にそっと届けたい。そんな気持ちで…

(´；Д；`)さま主催の自主企画『絶対にドアを開けないで！（一万字以内）』を見て、唐突に書くたくなって書きました(￣▽￣;) 勢いだけですので粗いですが、よろしくお願いします。

ソーシャルゲームに夢中の彼とのデート。 もうぉ〜、私とのデート中に何してくれてるのよ？！ しろた様主催の『第16回しろた一本書き勝負→テーマ【排出確率という運命操作】#しろわん…

真冬の雪の積もった庭に年上の幼馴染みを招いた。 夏にしようと約束した花火をしたかったのだ。 白い雪に散る黒い灰。 言葉少なく色鮮やかな光と彼を見詰める。 胸を締め付ける澱のように…

扉を開ければ、その『図書館』は不意に目の前に現れる。そこに踏み入れば、ホコリとインクの匂いが鼻腔を満たす。聳え立つ本棚が、奥へと招き入れて…。 【この作品はその内……その内ね。…

気に入られたい。彼の好みに染まりたい。努力は怠らない。たとえ報われない努力だとしても。 中年が見えてきた男が足掻いて、バーで管を巻いてたら……。

ある男は恋人の元を去る。男の想いの向こうに、関わる者の想いの向こうに、何があるのか、何も無いのか……。 死の表現があります。 苦手な方は、ご無理をなさらず、閉じて下さい。 い…

意を決して、大仕事に取り掛かる。 誰でも経験のある緊張する瞬間と喜び。 KAC2024 第5回 お題『はなさないで』参加作品です。 初かな。全年齢層に読んでもらえる作品になり…