本を読む、読書というと、どうにも、勉強というイメージがついてまわります。
僕もわりと早いうちから本を読み始めた方ではありますが。読書を勉強だと思ったことはありません。
なんなら遊び感覚で本を読んでいました。
大人になってから、勉強になったなあと思うことはありますが。
結局どうのこうの言っても、僕にとって本を読むことは遊びでした。
ファミコンで遊ぶのも外で走り回って遊ぶのも、本を読むのも、同じことでした。
読書について、進学できないのに本を読んでも仕方ないと思われている方も多いですが。
僕はやっと高校を出た程度の学歴です。だからこそ、読書は進学出来なかったことの穴埋めになったと実感することが多いです。
進学出来ることにこしたことはありませんが。事情によりそれがかなわない人も多いでしょう。
それでも、本が読めるなら読んだ方がいいと断言します。
お金がなくても地域の図書館をフル活用して、本を読みましょう。
人間生きている限りチャンスはあります。
人様に偉そうなことを言えるようなやつではありませんが。敢えて言うなら、進学出来なくても本を読もうと、確信を持って言えます。
さらに敢えて言えば、昔から読み継がれている名作にも挑戦することも強くお勧めします。
吉川英治の三国志や、シェイクスピアのロミオとジュリエットにリア王、マクベス、レイ・ブラッドベリの華氏451度に、スティーブン・キングのシャイニングなどなど。
漫画でもかまいません。特に学習漫画は大人になってから読んでも読みごたえがあります。敢えてお勧めを言えば、ムロタニツネ象の学習漫画をお勧めします。
大人になってから読み返して、思わず畏怖の念を覚えてしまいました。
ともあれ、本を読みましょう。
その時は先が見えなくても、意味が分からなくてもかまいません。
読んだ本は、心身の中で確かな骨格、血肉となって、静かに、一緒にいてくれます。そして命をつなげるきっかけも与えてくれます。