前回では「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」の感想を書きましたが。
ウ・ヨンウ~を観てる途中で、実在のシリアルキラーを題材にした「『ダーマー』モンスター。ジェフリー・ダーマーの物語」が配信され、それを全話観まして。
まあ、なかなか胸糞悪くなる話でした……。
ウ・ヨンウ~の途中で観たのは、精神的バランスを保つためでした。そしてそれは正解でした。
なぜジェフリー・ダーマーは殺し続けられたのか。犯人の素質はもちろん、アメリカ社会が抱える社会問題も大きく関わっていることがうかがえる話でした。
2話目では子供時代の話もあるのですが、子役もしっかりダーマーしてて。僕はこの子の将来が心配になりました(大きなお世話だ)。
このジェフリー・ダーマー。実は結構昔から知っていました。だから観ようと思ったのでした。
ダーマーを知ったのは、シリアルキラーを扱ったウェブサイト「殺人博物館」でした。20年位前でした。
管理人は岸田裁月という方で。
数多くの殺人事件をそのサイトで紹介しています。現在も見られます。
が、管理人の岸田裁月さんは現在どうしているのかわからない状況です…。
文章がうまく、鋭い考察も交えて、読み応えがあり。当時は読みふけったものでした。
好奇心がないといえばうそになりますが、それだけではなくユーモアを交えつつ真面目に事件を扱っているのも読ませる要素でした。このバランス感覚はほんとうに素晴らしいものです。
予習で再び殺人博物館のダーマーの項目を読み直したのですが。現在にも通じる考察もあり。改めてこのウェブサイトに出会えてよかったと思ったものでした。
まあでも本当に、「ダーマー」は、けったくそわりい~。その一言に尽きますが。
今は色々危ないことが起こっており。社会問題に鋭く切り込んだ犯罪実録ドラマが創られなくなる危険性もあります。
下手したら上記に記した「殺人博物館」も削除されかねません。
それを思うと、こういったドラマを今、創れるうちに創らないといけないのだろうと、ふとふと思ったものでした。
人生、時には見たくないものも見なければいけないことも、あるものです。
それを守ってこその表現の自由だと思います。