任天堂には「白い任天堂」と「黒い任天堂」があるんですが、今回は「黒め」な任天堂のお話です。
【ニンテンドーミュージック】『あつ森』晴れの日・雨の日・雪の日プレイリストに現在時刻と連動する機能を追加。“ながさチェンジ”も時刻に合わせて自動で設定
https://www.famitsu.com/article/202510/56597 任天堂が提供している任天堂ゲーム音楽のサブスクサービス「ニンテンドーミュージック」がアップデートされて
「あつ森」こと「あつまれ どうぶつの森」に「現在の時間と連動して音楽を流す機能を追加した」との事です。
これ、ゲームに詳しくない人からしたら「なぜそこまでざわつくのかが分からない」と思うでしょうが、任天堂ファンやどうぶつの森プレーヤーからしたらとんでもない事で「ゲームをしていない間もまるで気分はあつ森24時」を実現させる、ある意味狂気の産物かと思います。
「あつ森」はいわゆるメイン音楽が現実世界の1時間ごとに1曲あってそれが24時間で24曲。
さらに晴れの日、雨の日、雪の日で3パターンずつなので24×3で72曲あるという、これだけで下手なインディーゲームの全曲数を超える位の量があるんですが、今回のアップデートで公式直々にゲーム内の音楽が現実世界と完璧に連動するようにしてしまったわけなんですよ。
ただでさえ「ながさチェンジ」でゲーム音楽特有のループ再生を再現している(単純に音楽の頭から最後までをループ再生するのとは違う)という
ゲームメーカーだからこそ実現できる「ゲーム中に流れた音楽をそのまま再現する」という個性のあるサービスだったんですが、
わざわざ「あつ森」のためにこの機能を搭載するって……ちょっと狂気。
「ながさチェンジとプレイリストをフル活用すればひょっとしてあつ森の音楽を24時間流せるのでは!?」
って気づいたマニアがいたんですが、今回それを公式が直々に「タップ1つで」出来るようにしちゃったんですよ。ここが狂気。
ここ数年の任天堂、本幹のゲーム事業での大成功はもとより、そこから派生したキャラIP戦略も各種公式ストアのグッズや、特に映画で大当たり。
今後はマリオ映画の第2弾に加え実写ゼルダも控えているという「お前絶対映画事業獲りに来てるだろ」という体制を組んでやがる。
とえらい事になってるんですが期待する半面恐ろしい事になりやしないかと心配してるのも確か。どこへ行くんだ任天堂……まぁ力の限りついていくけどさ。
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