「狭き門より入れ。滅びに至る門は大きくその路は広く、これより入る者多し。いのちに至る門は狭く、その路は細く、これを見出す者なし」
『新約聖書』マタイ伝第7章に書かれている言葉なのだそうですが(間違ってたらゴメン。言い訳にしか聞こえないだろうが、俺はキリスト教徒じゃないのだ)金持ちが圧倒的に少数派なのもうなづける話です。
「金持ちになりたい」って誰もが言いますけど、金持ちになる方法は調べればすぐ出てくるんですよ。ええそうです「調べればすぐに」出て来るんですよ。
「金持ちは金持ちでいられる秘密を隠しているから金持ちでいられるんだ!」って怒る人も多いですけど、そんな事ないんですよ。
検索かければタダでもある程度の情報は出ますし、有料でもっと詳しい話を教わることもできるんですよ。
それにインターネットが使えなくても本屋に行けば買って読むこともできます。金持ちたちは別に情報を隠しているわけじゃないんですよ。大抵の情報はオープンになってます。
なぜ金持ちは「金持ちになるための」情報を出し惜しみしないのか? それは「寂しい」からなんですよ。
さっきも言ったように金持ちは「圧倒的少数派」で友達が圧倒的に少ないんですよ。だから自分と同じ金持ちを1人でも多く生み出したい。
だから金持ちになるための情報は惜しむことなく吐き出すわけなんですよ。まぁ「金持ちになるための情報とは別の情報を隠している」のはあると思いますが。
でもさっきも言ったように狭き門に入る人は圧倒的に少数派で、誰も来ないのをとても寂しがっているんですよ。
みんな「滅びに至る広い門」をくぐってしまうからです。それ以前に自慢話じゃないですが私のように「狭き門がある事に気づける」だけでも十分少数派に入ってしまう有様ですよ。
大多数の普通の人は「狭き門」と「広き門」の2種類があること自体に、気づいてないと思います。
シナリオライター向けにセミナーと講義をしている「DK」という先生がいるんですが、彼が言うには
「ゴールを設定しないで走り続けるマラソンはとんでもなく辛いだろうから、細かくチェックポイントを設定して小さな目標達成を続けていけば、時間はかかるだろうけど誰でも作品は完成できるよ」って教えたところ、
「ツライならやらない」「しんどくなったらあきらめる」「簡単じゃないとわかったのでやめます」っていう人がほとんどで、その先生は
「マラソンの例え話をしているのに走ること自体がシンドイと思ってしまう、そういう部分が既に才能の有り無しなのかな」と締めていたのですが、誰にでも当てはまると思います。もちろん私にもそうです。
圧倒的大多数の人は「失敗したくない」し「回り道をしたくない」し「安易ですぐに結果が出る方法」を探したがるからこそ「広き門」をくぐるわけなんですよ。
創作で例えるなら「このアイディアはボクだけにしか思いつかない、それでいて発表すれば世界が転覆するほどの衝撃で大ヒット間違い無し」
っていうアイディアを持っている人を、先ほど述べたDK先生は「毎週」見かけたそうなので(しかも全部違う人)そこがもう才能の分かれ目なのかな。
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