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2023年5月27日の近況報告 差別は無くならないし無くせない。害を最小限に食い止める事しかできない

 そもそもな話「差別」は無くなりません。差別は「いけない事だ」と思ってる時点で、根本的な大間違いをしてるんですよ。
 人間は誰もが常に誰かを差別して、誰もが常に誰かから差別されているんです。人類は誰もがお互いに「差別しあって」生きているんです。



 なぜか? それには理由が2つあって
 1.差別はキモチイイから。
 2.人間の社会は巨大な差別によって成り立っているから。
 こう言うと「私は人を差別したことなど1度たりともありません」っていう偽善者が出ますけど、そういう人間ほど「相手を人と思わない」程の強烈な差別をしているんですよ。
 後述しますけど「人間には豚を差別することは出来ないのと同様に、オタクを差別することは出来ない」とか言い出してね。



 理由1については「いじめ」も差別の一種で、昔は「オタク」を叩いてたけど今では「陰キャ」を叩いてるでしょ? 人間は常に本能の部分で差別をしたいんですよ。
 スクールカーストの本場であるアメリカではほぼ毎年生徒による銃乱射事件が起きるくらいにはいじめが徹底されてるんですよ。
 俺だってもちろんそうでソシャゲのガチャを「いじめ」と言って良い位、不当に差別していますよ。



 いじめという名の差別をするのは何も子供だけじゃない。大人だってやるものだ。自浄作用が無ければハシモトホームという会社がやった侮辱賞状を送るところまでエスカレートする。
 いじめは人類普遍の「最高に楽しい娯楽」であって、本能で人は差別つまりはこの例ではいじめをしたがるんですよ。



 それに「差別されるべき悪い人たち」を作り出してそいつを差別することは、自分の価値を高めるためや安心するためには一番手っ取り早い事なんですよ。
「俺達はあいつらとは違って清らかで模範的な市民だから良い事があるはずだ」って言ってね。まぁそれは「公正世界仮説」っていう間違い、より詳しく難しい言葉で言えば「認知のゆがみ」なんですが。
 コロナが流行った時に「夜の街」なんて言葉が出たのもそれと全く同じ事です。あれも「不純な奴らと違って俺たちは清らかだからコロナにはかからない」っていう差別です。これが理由1の解説です。



 理由2については、例えば法律というのは巨大な差別なんですよ。法律は「反ワクチンセミナー主催者に詐欺られた」と言って暴力を振るったり相手を殺す人を不当に差別しています。
 法律っていうのは「暴力を振るうのが得意な人間」「人殺しが大好きな人間」を意図的に差別しているんですよ。



 それ以外でも「国境」という第3者の勝手な線引きでその人の一生が決まる位の差別は日常的に行われています。島国で育った日本人には国境という概念を持つのが難しくて分かりにくいと思いますけど。
 例を出すならメキシコとアメリカみたいな国境が陸続きなら、産まれた場所が少し違えばアメリカ人になれたのに。っていう奴ですよ。
 このように誰もが「国籍」で相手を差別し「学歴」で相手を差別し「マナー」で相手を差別し「常識」で相手を差別しています。



 もしも本当に「差別を無くしたい」のなら「差別をしない人もされない人もいません。誰もが誰かを差別して、誰もが誰かから差別を受けています」
 というのを受け止めたうえで『個人個人の意思の力で差別による害を極限までに減らす』のが精いっぱいでしょう。



「『交通事故年間0件』はまず達成できないけど、目標にして努力するのは無駄じゃない」っていう物です。
 差別は本能に関わる部位なので止めようがない。それを自覚したうえで対処しないと失敗します。
 その「失敗例」とは? それは「差別を『差別以外』の言葉で表現する」のがあります。



 例えば「これはいじめじゃない。躾(しつけ)だ。親の代わりに躾をしているだけだ」とか「悪を裁くのはいじめじゃない」って言っていじめを辞めないとか、
「人間は豚を差別することは出来ない。そしてオタクは豚だから差別しようがない」と言って差別を続ける「反差別団体」みたいなものですよ。



「差別は行って良い。誰もが誰かを差別し、誰もが誰かから差別されているから」と認めたうえで
「でもみんなが好き勝手に差別すると世の中がギスギスするから嫌でしょ?」と諭(さと)して自主規制するぐらいがせいぜいだと思います。



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